名主の裔

杉本章子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167497033
ISBN 10 : 4167497034
フォーマット
出版社
発行年月
1992年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
236p;16X11

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読書メーターレビュー

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  • タツ フカガワ さん

    中・短編2話を収録。どちらも実在の人物を扱ったもので、時代も江戸から東京へ変わるころ。表題作の主人公は、徳川家康入府のころからの町名主である九代目斎藤市左衛門。月岑(げっしん)の号で「江戸名所図会」や「武江年表」など庶民目線の記録を記した人でもある。「わたしが仕えているのは、新しいお上でもなんでもない、町方の人々なのだ」という信条が貫く物語は、凛としていて切なく、江戸に郷愁を覚えるものでした。

  • wasabi さん

    草創名主の要職を果たしつつ斎藤市左衛門が三代にわたって完成させた『江戸名所図会』は、以前の職場で学ぶ機会があった。もっとも、その作を完成させ世に送り出した月岑についての知識はなく、幕府からも一目を置かれていたという名主として、東京になっては戸主として役目を果たしたその人物を知る。月岑の著作にせよ、併録『男の軌跡』で登場する寺門静軒の著した『江戸繁昌記』にせよ、江戸に関する一級資料に違いないが、この小説で伝えられる庶民の風俗、風習、言語の描写さえ、杉本さんが調査、研究するなかで遺してくれた貴重な資料なのだ。

  • 丸太 さん

    可もなく不可もなく、杉本としては今一つ魅力に欠けるかな。最後まで読了したが、最期まで引き込まれなかった気がする。

  • みっくん さん

    江戸から東京に変わっていく時代の物語。実在の人物達ですが、メジャーとは呼べないですね。それだけに、現実味というか、歴史の深みを感じました。「昔」は、その時代に生きた人にとっては、「今」だったんだよなぁって感じます。

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人物・団体紹介

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杉本章子

1953年福岡県生まれ。ノートルダム清心女子大学国文科卒業、金城学院大学大学院修士課程修了。’79年「男の軌跡」で歴史文学賞佳作入選、作家デビューを果たす。’89年『東京新大橋雨中図』で第100回直木賞を受賞。2002年『おすず信太郎人情始末帖』で中山義秀文学賞を受賞。’12年、乳がんの告知を受け、

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