写楽まぼろし

杉本章子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167497019
ISBN 10 : 4167497018
フォーマット
出版社
発行年月
1989年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
363p;16X11

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読書メーターレビュー

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  • キムチ さん

    花櫓から惹かれた江戸文化。そこに骨を埋めた、ある意味とち狂った人々。仲蔵繋がりでサクッと読めた。若い頃、杉本苑子、筆者を手当たり次第読んだ記憶が。完璧に忘れていたが、なぜか懐かしい感触。同世代のせいかも。何度も直木賞候補に挙がったがこれは脂が乗って行く時期の作品。140数点モノ作品を残して、つむじ風の如く消えた写楽。ある意味、ビジネスマンの蔦重がこれほどまでに熱を込めたのは骨肉があるから・・の推理で描いている。色子・陰間・夜鷹そして遊女。江戸期ならではの濃い性の世界と芸術との肉薄。脂粉と版木の香りが。

  • ドナルド@灯れ松明の火 さん

    杉本さんのデビュー長編。他の写楽本を読んでいたので堅苦しくなるかと思ったが、予想外の蔦屋重三郎生涯を描きながら、筆者の考える写楽の実態を描く。写楽本の中では一番かな。江戸時代の浮世絵や読み本の世界を緻密な裏付け・史実により描いて見せる。その後の杉本さんの文体や表現がすでに確立されていることに驚いた。お薦め

  • タツ フカガワ さん

    今で言う出版界の風雲児蔦谷重三郎の一代記は、江戸の風景・風俗もリアルなら人の温もりが胸を打つ素晴らしい物語でした。史実とフィクションが絶妙に絡み合い、重三郎が出会う運命の女おしのや、長年探し回った末に出会う風変わりな画風の絵師治助(のちの写楽)との切ない縁(えにし)には思わず涙しました。

  • 真理そら さん

    再読。杉本さんの新作はもう読めないので、時々あれこれ再読している。写楽の正体の設定が面白い。この作品で描かれている蔦重の肉親的なものも含めての孤独感や繊細さ、色っぽさが好きだ。実在の人物を扱っているのに資料臭さがなく奔放な想像力の駆使が楽しい。

  • のりべぇ さん

    昔、写楽の正体を書いた小説が多く出ていた。その頃読んだ一冊。主人公は2025年現在放送中の大河ドラマと同じ蔦屋重三郎。同じ事柄での解釈の違いやキャラの違いが面白い。小説の方が全体的に悲しい。特にラストはチト辛いなぁ。

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人物・団体紹介

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杉本章子

1953年、福岡県に生れる。1979年、「男の軌跡」で第4回歴史文学賞佳入賞。1988年、『東京新大橋雨中図』で第100回直木賞を受賞。2002年、「信太郎人情始末帖」シリーズ第1作「おすず」で第8回中山義秀文学賞を受賞。綿密な時代考証に基づいた作品群に定評がある。2015年12月4日、逝去(本デー

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