最後のディナー 文春文庫

島田荘司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167480097
ISBN 10 : 4167480093
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
追加情報
:
256p 15cm(A6)

内容詳細

ミステリー作家の石岡は女子大生の里美に誘われて英会話学校に通い始めた。ふたりはそこで知り合った孤独な老人・大田原と親交を深めるが、大田原はイヴの夜の晩餐会を最後に帰らぬ人となった。老人はなぜ、「神を見た!」と叫んだのか。御手洗が見抜いた真相とは?「龍臥亭事件」の犬坊里美が再登場。表題作など全3篇。

【著者紹介】
島田荘司 : 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年に『占星術殺人事件』でデビュー。また、「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • セウテス さん

    【御手洗潔シリーズ】第13弾、短編集。本作は龍臥亭事件で知り合った、犬坊里美を中心に物語が展開する。「里美上京」で、彼女が広島から横浜の女子大へ編入してきた様子が描かれるがミステリは無い。「大根奇聞」で、里美が所属するミステリ研の顧問をする教授から、歴史的な謎を提示される。ほのぼの系の謎解きで、御手洗が電話のみで登場するのも、ファンとしては見逃せない。「最後のディナー」はミステリよりも人間ドラマ、人の思いは切なさを伴うと、そんな島田作品を通しての感覚が伝わる。「龍臥亭〜」「異邦の〜」を、読んでおくと良い。

  • 中原れい さん

    竜臥亭後の石岡さんに横浜の大学生になった里美が加わった短編集。石岡さんは鬱々としてるけど全体のトーンは明るめで読みやすい。鬱々の原因「(次々便利な流行り物が出て追うのが当然とされる風潮)他人を追い立てるようなこの国の人情の方が(流行に乗らない自分より)問題だと思うのだが、こっちは全然変わらない。」と長々ぼやくのが今回の島田節ハイライトかな。前より明るくなった里美は魅力的。表題作は最後、彼のは亡くなった人への手向けになったと思う。で、石岡さん、最後はやっぱりミタライの電話ね^^

  • 流竜会 さん

    島田さんの作品としては、少し味付けの違う「亜種」のような読後感でした。3篇の短編から成る構成ですが、やはり探偵役は「御手洗潔」。ただ本作では、地球の果てから電話でのみ登場という意趣を凝らし、石岡の精神状態と反比例するかのように推理は冴えます。表題作は、バックに神のご加護を感じさせる大きな愛の味付け、「里美上京」はほんのりと甘酸っぱい味がしました。中作の「大根奇譚」には、鹿児島大根の逞しささながらに、「自分のなすべき正しいことをする」力強い、そしてやさしい味を感じました。r

  • シルビー さん

    石岡・里見をメインとした短編三本。謎よりも日常的な側面が大部分でした。御手洗もちょこっと登場。数ページで事件を解いていく姿は流石としか(笑)純粋な殺人事件とかではなく、歴史と絡めた謎は新鮮で良いですね。どれも読後感は良かったです。ただ異邦の騎士とか龍臥亭事件とかを読んでいないと面白さが半減する一冊だと思います。

  • いっくん さん

    「里美上京」龍臥亭事件後の話。なんと◯◯◯◯女子大転入。ニヤニヤしてしまう。「大根奇聞」いいお話だなぁと思ったら、民話を元にしてるらしい。てっきり、地面が揺れる方だと思った。「最後のディナー」ちょっぴり、切ない話。石岡・里美コンビが楽しく、微笑ましい(^_^*)『異邦の騎士』『龍臥亭事件』『Pの密室』読んでからの方が楽しめます!

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人物・団体紹介

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島田荘司

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで人気を博す。2008年日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島

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