男坂 文春文庫

志水辰夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167471026
ISBN 10 : 4167471027
フォーマット
出版社
発行年月
2006年12月
日本
追加情報
:
16cm,273p

内容詳細

刑務所帰りの旧友と再会し、執拗につきまとわれる滋郎。愛する家族を守るため、言うなりに金を払うのだが―(「再会」)。故郷を捨てた建設作業員、経営する会社を乗っ取られ、田舎に戻って老母を介護する男など、人生の黄昏の坂をゆっくりと下っている男たちの日常を描いて圧倒的な余韻を残す、珠玉の作品集。

【著者紹介】
志水辰夫 : 1936年、高知県生まれ。雑誌のライターなどを経て、1981年『飢えて狼』で小説家デビュー。86年『背いて故郷』で日本推理作家協会賞、91年『行きずりの街』で日本冒険小説協会大賞、2001年『きのうの空』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    あぁ・・・なんてカッコイイんだ。収録された七つの短編、すべてが終わりの一文にしびれる。この余韻。これぞシミタツと思わせる。余計な説明をしない削ぎ落とされた文章。しかし志水氏が読者に伝えたいものは確実に伝わってくる。この文章は計算し尽くされ考え抜かれた職人技と云えるだろう。登場人物の魅力も独特である。人生の下り坂を迎えた男。決してヒーローではない。強くもない。それでもカッコイイのだ。彼らに共通するもの。それは寡黙であること。損得で動かないこと。己の中に規範を持っていること。それが生き方として下手であっても。

  • ミカママ さん

    久しぶりに読みました、シミタツ節。かっこいいなぁ。でもこの作家さんはもうこういう作品書かないんだよなぁ、とさびしくなりながら一気読み。短編の名手、と呼ばれたのが90年代?ゼロ年代かな?でもその後、短編書くのに飽きちゃって、今は時代ものだけなんだとか。もったいないです!この作品は、人生の黄昏を歩いている主人公たちの短編集。私的には何といっても「再会」がピカイチ。こんなふうに愛する男も愛される女も、すごい!の一言。

  • ぷく さん

    そろそろ下りかと思っていたが、目の前に立ちはだかるのはまだ上り坂だったのか。それを嘆くでもなく、投げやりになるでもなく、ただ黙って受け入れる男たちの生き様を辿る。決して平坦ではなかったはずの道のりには、それでも美しい花が咲き、鳥が囀り、風が柔らかく吹いていたに違いない。男たちは果たしてそれに気づいていただろうか。気づくことを良しとせず、構わずここまで来てしまったことへの後悔や無念。声にこそ出さないが、それがこちらに迫ってくる。坂は続く。男は進む。『あかねの客』『岬』。女の側からの視点に思わずため息。

  • sken さん

    久々のシミタツ節ですが……。うん。やはりこの人はすごい。これだけ寡黙な文章にして、人間を生々しく描いているってのは感動モンです。最近結構やたらと感情やら想いやらを言葉にしている物語を読むことが多かったんですが、この描写の分厚さを目の当たりにすると、やっぱり自分はこっちの方が合うのだとつくづく痛感させられました。頭を思い切りはたかれたくらいの力強さで、それぞれの人間という存在が胸に迫ってきます。どの短編からも体温のある人間像が浮かび上がってきて、小説を読むという喜びを再認識させてくれましたぃ。

  • gonta19 さん

    新規購入ではなく、積読状態のもの。2011/4/13〜4/16様々な人生を過ごしてきた男女の終盤戦を描く短編集。「扇風機」、「再会」、「サウスポー」、「パイプ」、「長くもない日」、「あかねの客」、「岬」の七編。個人的にはあかねの客が良い。デビュー当時の硬質な作品も良かったが、最近の枯れた味わいも素晴らしい。シミタツ節は健在。

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志水辰夫

1936年、高知県生れ。1981年、『飢えて狼』でデビュー。1986年『背いて故郷』で日本推理作家協会賞を、1990年『行きずりの街』で、日本冒険小説協会大賞、1994年『いまひとたびの』で日本冒険小説協会大賞短編部門大賞を、2001年『きのうの空』で、柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行さ

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