冥途のお客 文春文庫

佐藤愛子(作家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167450137
ISBN 10 : 4167450135
フォーマット
出版社
発行年月
2007年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,252p

内容詳細

岐阜の幽霊住宅で江原啓之氏が見たもの、狐霊に憑依された女性の奇妙な話、夜中に金縛りにあった初体験、父・紅緑の霊が語ったこと、霊能者の優劣…。「この世よりもあの世の友達の方が多くなってしまった」佐藤愛子さんの、怖くて切ない霊との交遊録、第二弾。安らかな死のためには、どう生きたらいいかを考える一冊です。

目次 : あの世とこの世/ 怪人の行方/ どこまでつづく合戦ぞ/ ノホホンと天国行き/ 心やさしい人への訓話/ 生きるもたいへん死んでもたいへん/ 珍友/ 地獄は…ある。/ あの世からのプレゼント/ 狼男は可哀そうか?/ 死は終りではない

【著者紹介】
佐藤愛子 : 大正12年大阪生まれ。甲南高女卒業。戦後、「文芸首都」の同人となり、小説を書き始める。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で女流文学賞を受賞。ユーモアにいろどられた世相風刺と、人生の哀歓を描く小説やエッセイは多くの読者のこころをつかむ。父の作家・佐藤紅緑、異母兄のサトウハチローを始め、佐藤家の人々の凄絶な生の姿を描いた大河小説「血脈」の完成により、平成12年第48回菊池寛賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夜間飛行 さん

    《すべてハッキリしたことが好きな》著者は、音を立てたり後ろ姿だけ見せる霊に腹を立てる一方、誰もいない所では後ろ姿にさえなれない霊に同情する。生者にも死者にも悲哀を感じるのが人間…なのだが、その優しさにつけ込む霊もいる。著者が霊に対して怒りと哀れを交互に催す気持がよくわかった。戦国の世から戦を続けている霊もいれば、人に憑く厄介な霊もいる。生者と死者の間に何の拠り所もなければ、ただ野蛮なだけだ。やはり宗教やそれに類する教えが必要なのではないか。ところで著者の記憶にある父の特徴を言い当てた相曽・江原両氏は凄い。

  • パフちゃん@かのん変更 さん

    愛子さんは好きだが、心霊物は怖すぎる。亡くなった遠藤周作氏などとの交流は・・・なかなか信じがたいが、そういうのわかる人は分かるのか。

  • はっぱ さん

    佐藤愛子さんの霊体験は、本当なのか?・・心優しい人は、無闇に知らない社などで、手を合わせない方が、良いとの事。そうかも知れない。無事無難に暮らすには、心を冷たくしておく事も必要らしい。「魂の波動を高めること」「”自分の魂”のあり方が大切」「死はすべての終りではない。無ではない。肉体は滅びても魂は永遠に存在する」

  • うさっち さん

    著者のスピリチュアル体験を綴ったエッセイ?文字が大きく読みやすかった。怖い話なのに笑ってしまうけど、もし自分の耳元でささやかれたり、姿が見えたらと思うとキツい…。

  • chatnoir さん

    著者の心霊体験や能力者として登場する方々のお言葉にへぇ、ホォと楽しく読んだ。最終的には波動が低いとイカンのよ〜!って本。狐さんが修行するのは茜稲荷という話、心霊団地の顛末が面白かった。S氏は下さんかな?父母や祖父母、ペットとかしか感じ取れないと言われたのは宜保さんかな??ここに登場する三輪さんと江原さんは凄すぎる。色々解る人はいるのかなぁ。私の知らない世界です。

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