犬たちへの詫び状 文春文庫

佐藤愛子(作家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167450113
ISBN 10 : 4167450119
フォーマット
出版社
発行年月
2005年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,183p

内容詳細

理想の犬とは、尻尾はキリリと右に巻き、固い結び目のような薄茶色の肛門が凛々しく締っていること、これが一番大事である。「怒りの佐藤」は大の動物好きだが、猫っかわいがりはしない。犬は犬らしくあれ、を信条に、ひたすら自由放任。たとえそれを他人が、無芸大食、悪臭フンプン、放浪癖と非難しようとも―痛快エッセイ集。

目次 : 1 犬は犬らしく生きよ(“らしさ”の習性/ タロウの過去/ ポチ ほか)/ 2 犬の事件簿(姑根性/ 犬たちの春/ タマなしタロウ ほか)/ 3 動物たちへの詫び状(熱涙/ 権べぇ騒動/ アホと熊の話 ほか)

【著者紹介】
佐藤愛子 : 大正12(1923)年大阪生まれ。甲南高女卒業。戦後、「文芸首都」の同人となり、小説を書き始める。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で第18回女流文学賞を受賞。ユーモアにいろどられた世相風刺と、人生の哀歓を描く小説やエッセイは多くの読者のこころをつかむ。父の作家・佐藤紅緑、異母兄のサトウハチローを始め、佐藤家の人々の凄絶な生の姿を描いた大河小説「血脈」の完成により、平成12年第48回菊池寛賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chimako さん

    犬たちの心温まるお話••••などと思ってはいけません。これはかの佐藤愛子大先生が飼い犬や飼えなかった動物たちのことを思う存分、容赦なく書いたエッセイなのですから。家では今まで三匹の犬を飼った。最初のコロは保健所行きを役場で貰ってきた。殆ど成犬だった。二番目の北斗は息子が同級生の女の子に捨て犬を押し付けられた。股関節が悪かった。今居るナチグロは北斗の餌を食べに来た野良犬。程なくして北斗は死にナチグロ一匹に。ナッちゃんは落ちつきが無いオッサンになって今日もあちこちからくわえてきた枝を並べてご満悦である。

  • こちゃら。 さん

    大好きな佐藤愛子先生。真の愛犬家の愛子先生の筆は、犬が相手でも絶好調。笑いあり、涙あり、当然毒もあり。でも先生は品があり、愛がある。犬は犬らしく生きよ。まさにその通りだけど、先生・・今の世の中難しいのよねぇ。ダックスの事を、銅が土管のように長くその前後に、ワニのように短い脚が付いている。あんまり胴が長いので、そのまんなかへんにもう2本脚がいると思う・・というくだりに。笑いましたよ。

  • ち〜 さん

    かわいい表紙と挿し絵に惹かれて購入しましたが、中身も面白かったです。今のベタ可愛がりするペット(ここでは犬)との関係より、もっとドライな存在としての、ペットとの付き合いを時にユーモラスに描いていて、楽しかったです。後半の犬以外の、動物とのエピソードも面白かったです。

  • しまえ さん

    犬好きにも様々な愛しかたがある。私は家族と思って溺愛し、服を着せ、頭にリボンをつけているから佐藤さんの言う「犬らしさ」を保つ精神に反しているな。犬以外にもポニー、牛いろんな動物が出てくるエッセイ。本書であて馬の本来の意味を知った...人間に飼われている動物は幸せなのか不幸せなのか、本人に聞いてみないことにはわからない。

  • Vicky さん

    我が家にも二匹の犬がいるので、楽しく読ませていただいた。エッセーだけに、文章に作者の考え方がハッキリ表れていて、歯切れのいい読了感。

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