黒船の世紀 ガイアツと日米未来戦記 文春文庫

猪瀬直樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167431075
ISBN 10 : 4167431076
フォーマット
出版社
発行年月
1998年09月
日本
追加情報
:
537p;15

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読書メーターレビュー

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  • さっと さん

    日露戦争後に流行した日米未来戦記をテキストに、黒船来航から敗戦までのおよそ1世紀にわたる「日本人の精神史」「日米関係裏面史」を捉える労作。それぞれの立場で世論を煽動した側面も考えると「メディア史」としても読める。海軍力をもとに日米による太平洋の攻防をほぼ言い当てていたイギリス人バイウォーターとのちに真珠湾奇襲を立案することになる山本五十六の邂逅、日米開戦時に「とうとうやったか」と「えらいことになった」と真逆の反応を示した日本の未来戦記著者の対比がハイライト。

  • T.K. さん

    日米英で出された当時の未来戦記を追うことで、なぜ戦争への空気が醸成されたのかが分かり興味深い。日本がデータよりも外圧を意識して立場を形成する構造は今も同様な気がする。

  • Terry Knoll さん

    大恐慌や不作から国民生活は貧窮に。アメリカへの移民が増加、排日移民法で門戸が閉じて後は、アメリカも日本もアジアへと。 つぎは日米決戦か?と双方で「もし日米、戦ば?」玉石混合の架空戦記・未来戦記が出版されます。 両国別々に発売されたものは、どちらも工業力の差から日本が敗北。勝利した米も経済が疲弊し転落すると予言するが、読者の目は日本勝利の本だけに向かう。 軍部主導で戦争になったととらえがちですが、実は国民やマスコミが煽り暴走をブレーキがなくなり突入したのも原因のひとつです。

  • 冬至楼均 さん

    流れで再読。良い本を書くんだけどなあ。

  • ななっち さん

    石原莞爾は日米最終戦争を論じましたが、日露戦争後の早い時期から各国で未来戦記として日米戦争がかなり本として出版されていたのですね。アメリカではホーマー・リーの「無知の勇気」、日本では水野広徳が「次の一戦」(日本ではその他多数あり)を書き、それぞれ自国が負けると予想していた。そして、いくつかの本では史実と相当近似していたというから驚きます。まさに事実は小説より奇なり。

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人物・団体紹介

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猪瀬直樹

1946年長野県生まれ。作家。87年『ミカドの肖像』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。96年『日本国の研究』で文藝春秋読者賞受賞。東京大学客員教授、東京工業大学特任教授を歴任。2002年、小泉首相より道路公団民営化委員に任命される。07年、東京都副知事に任命される。12年、東京都知事に就任。13年

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