唱歌誕生 ふるさとを創った男

猪瀬直樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167431051
ISBN 10 : 416743105X
フォーマット
出版社
発行年月
1994年05月
日本
追加情報
:
298p;16

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読書メーターレビュー

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  • エドワード さん

    引き続き明治。今尚私たちを惹きつける唱歌「故郷」の作者、長野県出身の高野辰之と鳥取県出身の岡村貞一の足跡を追う。文部省により、国民国家日本の国語力強化の目的を担って作られた唱歌。そこには、江戸の分権社会から、明治の中央集権国家への道のりが見えて来る。<志を果たして何時の日にか帰らん>故郷を離れて立身出世する、それが何よりの成功という価値観は今も健在だ。詩人を夢見た高野、声楽家を夢見た岡村。<夢は今もめぐりて忘れ難き故郷>故郷とは、若い日の夢が行き先を失い封印されている場所のことだ、という文章が印象に残る。

  • さっと さん

    島崎藤村『破戒』のモデルとなった信州の蓮華寺にゆかりのある人々と、今日まで歌い継がれる唱歌「故郷」「紅葉」などをつくった作者のつながりから、維新後の近代国家としてのあゆみと「唱歌誕生」の背景を辿るノンフィクション。耳なじみのある唱歌をつくりあげた高野辰之・岡村貞一コンビの交わりは一瞬で、タイトルからそこらへんがメインと思っていたので、なんだかなぁ。でも、何気なく絡み合っている登場人物たちがおもしろくて、相変わらずのアプローチのうまさに脱帽です。

  • c3po2006 さん

    ★★★

  • ななっち さん

    「ふるさと」という文部省唱歌をめぐり、作詞・作曲の高野辰之、岡野貞一、また、高野と交錯する寺を舞台として、島崎藤村、西本願寺の門主大谷光瑞の人生が織りなす人生。若き日の夢が沈殿する場としてのふるさと、その相葛藤する歌の趣旨が織り交ざるからこそ、歌詞が染み渡るような気がします。

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人物・団体紹介

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猪瀬直樹

1946年長野県生まれ。作家。87年『ミカドの肖像』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。96年『日本国の研究』で文藝春秋読者賞受賞。東京大学客員教授、東京工業大学特任教授を歴任。2002年、小泉首相より道路公団民営化委員に任命される。07年、東京都副知事に任命される。12年、東京都知事に就任。13年

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