恋文のおんなたち

連城三紀彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167420024
ISBN 10 : 4167420023
フォーマット
出版社
発行年月
1988年06月
日本
追加情報
:
222p;16X11

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    連城さんの珍しいエッセイと対談それと短篇が5つ収められていて薄い文庫ながらなかなか中味は結構なものがあります。エッセイについてはご自分の父親や母親のことなど結構身近なことなどが書かれていて氏の育った境遇がよくわかります。短篇のような感じもします。対談は林真理子さん、奥田瑛二さんで結構ある意味で面白い感じです。

  • マヌヌ2号 さん

    作家・連城三紀彦のエッセイ、対談集、掌編などを詰め込んだ一冊。最も印象的なのはエッセイ、とりわけ連城とその母についての記述でしょう。何ともこの母が個性的な人物で、幾人もの人間が出てくる本書の中でも、一番の存在感を持っているように感じられました。「母の背中」〜「幻のニューヨーク」の流れは惚れ惚れするほどに素晴らしかったです。他だと、ある魅力的な話の設定が語られる「眠れなくなる本」が心に残ってます。このアイデアで長編書ける。掌編5編の中では、「冬のコスモス」がダントツですごい。小道具の使い方がクソうまいですね

  • harukawani さん

    エッセイ、林真理子・奥田瑛二との対談、短編5編を収録。小説は、小粒だけど「秋の風鈴」のような余情のある良作は好き。で、この本の読みどころはやっぱり主役のエッセイ。母親や父親との関係を綴ったものが多いが、この経験から数多の傑作恋愛ミステリーが生まれたのだと思うと感慨深い。特に母親との関係は、後年の連城さんのことが偲ばれた。あと、エッセイにも連城ミステリっぽさがあって面白い。一方、対談、特に林真理子との対談は…(苦笑)話が噛み合ってないし、「そんなことまで言っちゃうの?」感がすごい。ある意味面白い。

  • 浅木原 さん

    エッセイと対談と掌編5編。掌編は『一夜の櫛』『背中合わせ』の収録作と同系統の小品だけど、息子夫婦の夫婦喧嘩を心配する姑の話「冬のコスモス」が捨てがたい佳品。「秋の風鈴」「夏の陽炎」もけっこういい。エッセイは連城の育った家庭環境が垣間見え、こういうことなら晩年に母親の介護でなかなか小説書けなくなったのも仕方ないのかなあと思う。他は連城小説は日常への観察眼から生まれてるんだなあというのがよくわかるエッセイ。あと林真理子との対談は話が全然噛み合ってなくてわろた。

  • お笑いループシュート さん

    連城三紀彦が直木賞を受賞した前後のエッセー集。冒頭の奥田瑛二が連城氏と飲みあかした夜明け前の原宿を歩いてる時にタンポポの茎で笛を吹こうとした話が良かった。エッセーなのに、どことなく連城作品の香りがしてくる。この頃の連城三紀彦が文壇でどういうポジションだったのかが垣間見える。

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人物・団体紹介

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連城三紀彦

1948年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。78年に「変調二人羽織」で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。81年「戻り川心中」で日本推理作家協会賞、84年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。96年『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。2013年10月、死去。14年、日本ミステリー文学

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