愛妻記 文春文庫

新藤兼人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167415020
ISBN 10 : 416741502X
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
追加情報
:
276p 15cm(A6)

内容詳細

十二歳年上の妻子ある自分のもとへ、大映の専属女優の座まで捨てて、乙羽さんはまっすぐに飛び込んできた―幾多の葛藤と膨大な仕事を生んだ二人の壮絶な四十二年間。妻が余命一年と宣告された時、夫は妻との最後の映画製作を決意した。人生の真実、男女の性、夫婦の晩年。異様な迫力と哀切に満ちた万感の書。

【著者紹介】
新藤兼人 : 1912年広島県生まれ。映画監督。第二次大戦で海兵団に召集、宝塚海軍航空隊で終戦を迎え松竹大船撮影所に復帰後、『安城家の舞踊会』など脚本家としてヒット作を連発、1950年独立プロダクションの先駆けとなる近代映画協会を設立。1951年『愛妻物語』で監督デビュー、主演は乙羽信子。以後『原爆の子』『裸の島』で国際的に高い評価を受け、数多くの社会的テーマを打ち出した作品で日本映画界に貢献。2011年『一枚のハガキ』でキネマ旬報ベスト・テン一位など数々の受賞後、2012年5月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 団塊シニア さん

    映画監督新藤兼人の女優乙羽信子への愛のはなむけのエッセイである。「妻になりたくないの、あたなの女でいいの」という彼女の激しいぶつかりが二人が長く続いたことを筆者自身吐露してるように本書を読むとわかる気がします。

  • Rei さん

    新藤監督から見た乙羽信子さんの記録。最後まで「カントク」「乙羽さん」とお互いを呼ぶ関係、二人は出会うべくして出会ったのだと思う。容姿端麗で新藤監督のお子さん、お孫さんにまで慕われ、人柄も素晴らしかったのだろう。その一方、本書にはあまり登場しなかった元の奥様はどのような方だったのか…。「妻は離婚して子どもたちと一緒に暮らすつもりだったが、子どもたち行かなかった。妻は三年目に死んだ。妻は実家にも帰らないで独りでアパートで暮らしていたのだ。」このくだりが私には辛かった…。

  • midnightbluesky さん

    性愛が赤裸々かつ淡々と描かれている。 日陰者としての乙羽信子の苦悩と情念。新藤の監督としての偉業と、私生活での煮え切らなさ。←相手に判断を委ね、自らは傍観している男のずるさの極地。巻末の乙羽の“中国旅行記”では当時の平壌であの崔承喜に会っていることが記されており、貴重な日記。

  • 涼 さん

    http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2014/07/post-e9f1.html

  • 光太郎 さん

    新藤兼人の遺作、観たいと思う

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新藤兼人

1912年広島県生まれ。映画監督。第二次大戦で海兵団に召集、宝塚海軍航空隊で終戦を迎え松竹大船撮影所に復帰後、『安城家の舞踊会』など脚本家としてヒット作を連発、1950年独立プロダクションの先駆けとなる近代映画協会を設立。1951年『愛妻物語』で監督デビュー、主演は乙羽信子。以後『原爆の子』『裸の島

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