水脈 文春文庫

高樹のぶ子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167373092
ISBN 10 : 4167373092
フォーマット
出版社
発行年月
1998年05月
日本
追加情報
:
233p;16

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • James Hayashi さん

    女流文学賞受賞作。官能と夢幻のアクアファンタジーと帯にあるが。恋愛もファンタジーもあまり感じない。あまり著者らしさを感じないが、幾つか味わいがある作品が詰まった短編集。

  • 辛口カレーうどん さん

    水をモチーフにした短編集。恋愛小説かと思っていたが、幻想小説だった。小舟がたゆたう水面を、薄暗い水底から見上げているイメージ。小舟に乗っているのは誰だろう。過去の恋人?友人?もしかしたら誰も乗っていないのかもしれない。官能的だが、冷ややかな作品だった。

  • あ げ こ さん

    全てのものを受け入れ、そこに漂い続けることを許す優しさ。全てを遮り、全てのものを覆い尽くしてしまう厳しさ。その色合いや形を変え、多くの表情を見せる水は、巡り続ける命の輝きを、情愛が生み落とす悲しみを、濃密な性の交わりを、美しく、また官能的に彩る。平素は触れる瞬間でさえ、気にもとめずにいるような、生々しい身近さを持ったものたちによって、不意に煽られる熱。水が誘う幻想世界への、艶やかな期待。たっぷりと水分をその内に含んだ言葉。語られる情景の穏やかさ、濡れて光る悦びの煌きに心は満たされ、ゆっくりと潤っていく。

  • ばにらん さん

    小説タイトルはすべて2字の漢字でつけられ、それを纏めた本のタイトルが水脈。水で連なる10の短編。目眩が起こりそうな幻想的官能的な描写。いつのまにか夢の中に入っているような展開に撹乱される。大人向けの童話だなあ、これはという話もあり涙腺が緩む。

  • つっぷー★ さん

    水をテーマにした幻想的な短編小説集。 序盤の『浮揚』『傷口』などは、幻想的な中にも秘めたる感情のあふれが なまめかしくて秀逸だったけど、後半の作品は、 次第に現実離れした作品が増えてきて、全然ついていけなくなった。 シュルレアリズム小説か、他人の夢の内容を延々と聞かされてる気分。 この一冊を連作と考えたら、プラマイゼロの評価。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

高樹のぶ子

1946年山口県生まれ。80年「その細き道」で作家デビュー。84年「光抱く友よ」で芥川賞、94年『蔦燃』で島清恋愛文学賞、95年『水脈』で女流文学賞、99年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨文部科学大臣賞、2010年「トモスイ」で川端康成文学賞。芥川賞をはじめ多くの文学

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品