風雲児 下 文春文庫

白石一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167370190
ISBN 10 : 4167370190
フォーマット
出版社
発行年月
1998年01月
日本
追加情報
:
16cm,333p

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読書メーターレビュー

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  • Akihiro Nishio さん

    アユタヤで官僚として取り立てられた長政だが、日本人武士団の強さによってあっというまに出世の階段を昇り詰める。さすが、モンゴル人さえその勇猛さ・残虐性にドン引きしたという日本の武士である。最後はアユタヤ属国の王にまで上り詰める。まさか、ここまで出世するとは・・。さて、宮廷で力を持つと王家の内紛に巻き込まれずにはいられない。前王への忠義を守り、内紛には加担しないように努める長政だが、結局毒殺されて、日本人街も壊滅。下手に正論を語らず、王位簒奪者と盟友関係を維持していればどうなったのか?残念でならない。

  • mura_ユル活動 さん

    山田長政。名前は知っていたが、このような時代・物語を生きた人だとは思わなかった。結局、アユタヤ王朝内の権力争いに巻き込まれる。日本人の賢さ、勇敢さが随所に披露される。駿府の沼津城で共に働いていた鬼熊が、タイで再会する。長政もオークプラ・セーナピモックと武将での出世が進んだ。遂に日本の老中に相当するオークヤー・セーナピモック(武官の最高位)になる。王女が幼少期に川で溺れているのを助けた。その彼女に殺され、心が痛む。私自身、1998年のタイ旅行で、アユタヤの日本人碑を訪れている写真があるが、あまり記憶にない。

  • 糜竺(びじく) さん

    どんどん出世していくのが面白かった。しかし、カラホームの腹黒さには舌をまいた。最期はあっけなかったけど、それも人生だと思った。

  • n.k さん

    めちゃ面白かったけど頼むから裏表紙でネタバレしないで!結末はややあっさりで、仲間達の行く末が気になるまま読了。上巻に比べ、主人公長政は立場が上になり、それにつれて思慮深く慎重になった。裏を返せば、豪快さがなくなり逃げに走りがちで、ややつまらなくなった印象(人の変化としてリアリティはある)。王族同士の争いは手に汗握る展開で最高。賢い奴って味方なら大尊敬できるけど、敵になった瞬間恐ろしくなる。にしてもこの作者、詳細に取り上げる場面とさらっと流す場面の緩急の付け方に関しては今まで出会った作家の中で断トツでうまい

  • TheWho さん

    下巻では、シャムで頭角を表した長政は、頭領に押し上げられる。そしてシャムでの日本人の地位を高めると為に、アユタヤ朝から日本の徳川幕府に対して友好の親善使節派遣迄成功に導き、日本国内に山田長政の名を一躍広める事となる。その後アユタヤ朝の貴族から一国の太守迄上りつめるが、先代頭領から戒められていた宮廷内部の争乱に巻き込まれて、非業の最後を迎えてしまう。山田長政の死と共にシャムの日本人町は衰退するが、それも寛永の鎖国令に伴う日本の大航海時代の終焉と相まって何とも言えない感慨に耽ってしまった。お勧めの作品です。

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人物・団体紹介

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白石一郎

1931年釜山生まれ。早稲田大学卒。’87年『海狼伝』で直木賞、’92年『戦鬼たちの海』で柴田錬三郎賞、’99年『怒涛のごとく』で吉川英治文学賞を受賞する。著書は海を舞台にしたものが多く、’98年に海洋文学大賞特別賞を受賞した。2004年9月20日、逝去。享年72(本データはこの書籍が刊行された当時

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