風雲児 上 文春文庫

白石一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167370183
ISBN 10 : 4167370182
フォーマット
出版社
発行年月
1998年01月
日本
追加情報
:
16cm,366p

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読書メーターレビュー

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  • Koji Eguchi さん

    初白石。★★★。山田長政について殆ど知識なかったが、体格もよくなかなかの快男児。また人生を変えてくれる人に巡り合う運も持っている。神事や医術、船乗りの作業など飲み込みも早く、人の眼に留まるしたいへんな出世をすると言われるたいした奴。色々な人と関わり仕事をしたことも彼のポテンシャルを高めただろう。幼馴染の長九郎に誘われて外国に行き、そこでも実力者に認められ、また王族縁の女性を救ったことでシャムに行くことに。そこでも波乱が待ち構えてそう。急ぎ下巻へ!

  • Akihiro Nishio さん

    江戸初期にアユタに渡り高官として活躍した山田長政の物語。おそらく資料はほとんどないと思われ、商家出身ということ以外は創作なのだろう。しかし、この物語のような経験や器量、そして幸運を持っていたからこそ、タイで大出世をかなえたのだろうという作者の想像が飛躍する。また、当時のアジア貿易や台湾、タイの風習などは相当調べて書いているのだと思う。大変興味深く読めた。さて、アユタヤ王に取り立てられた主人公は、どのような活躍をするのか、下巻が楽しみ。

  • mura_海竜 さん

    山田長政(仁左衛門にざえもん)のことが知りたく、図書館で借りる。江戸時代。上巻は彼が長崎、高山国(台湾)を経て、シャム(タイ)に行くまでの道程を綴る。当時、タイはアユタヤ、ソングタム王の時代。幼少時のけんか友達、長九郎、生きるのに急ぎ過ぎた。集落の暮らしを豊かにするため、多くの鹿を獲ること。しかし、ある集落の人々は望まない。今は十分に豊かだし、獲り続けると集落は分裂する。御朱印船5か条の船中規約は内容深い。チアンとの出会い。仁左衛門が国王からチアンを彼の妻とするよう告げられた。下巻でどうなるか楽しみ。

  • TheWho さん

    戦国末期から江戸初期の日本の大航海時代の寵児とも言える山田長政を、海を題材にした歴史小説の大家が描く上下巻の一代記。中高の歴史の教科書には必ず載っている歴史上の人物で名前は有名だが、その実像は余り知られていない山田長政。上巻では、駿府で生まれ育ち神主を生業とするが、幼馴染に誘われて長崎から台湾に渡り、そしてアユタヤ朝シャムに迄足を延す。正に大航海時代と言える日本人の海外飛雄を体現する熱い冒険譚とも言える。下巻のシャムに渡った山田長政の活躍が楽しみです。

  • てぃと さん

    以前読んだ「海狼伝」や「海王伝」と同様、この作品にも思いっきり引き込まれました!日本が鎖国する前の東アジアを舞台とした国際色溢れる貿易事情が実に興味深く、そしてその舞台で生き生きと活躍する日本人「山田仁左衛門長政」がなんとも魅力的。まだまだ前半、下巻も大いに楽しみです。

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人物・団体紹介

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白石一郎

1931年釜山生まれ。早稲田大学卒。’87年『海狼伝』で直木賞、’92年『戦鬼たちの海』で柴田錬三郎賞、’99年『怒涛のごとく』で吉川英治文学賞を受賞する。著書は海を舞台にしたものが多く、’98年に海洋文学大賞特別賞を受賞した。2004年9月20日、逝去。享年72(本データはこの書籍が刊行された当時

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