完本・文語文 文春文庫

山本夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167352165
ISBN 10 : 4167352168
フォーマット
出版社
発行年月
2003年03月
日本
追加情報
:
16cm,334p

内容詳細

祖国とは国語である。明治大正は新旧の思想風俗言語が衝突して、新が旧に勝った時代である。戦前早く漢字の知識は減りつつあったが、戦後それは限りなく無に近くなった。日本人は文語文を捨てて何を失ったか。樋口一葉、佐藤春夫、中島敦たちの諸家の名文を引き、失った父祖の語彙を枚挙し、現代口語文の欠点を衝く。

目次 : 文語文/ 兆民先生/ 聖書/ 二葉亭四迷の思い出/ 一葉の日記/ 萩原朔太郎/ 佐藤春夫/ 訳詩集/ 字引/ 中島敦〔ほか〕

【著者紹介】
山本夏彦 : 大正4(1915)年、東京下谷根岸に生れる。24歳のとき名作「年を歴た鰐の話」の翻訳を『中央公論』に発表。戦後『室内』を創刊。昭和59年に菊池寛賞を、平成2年に「無想庵物語」(文芸春秋)で読売文学賞を受賞。平成14年10月23日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Prince of Scotch さん

    図書館本。「文語文」に焦点をあてたエッセイ集だ。現代日本語の変遷も詳らかにわかり非常に興味深かった。それにしても著者の仰るように、現在ではほとんど使われなくなった文語文には歯が立たないねぇ!理解出来れば、一葉や鷗外など明治の名作も楽しめるのだが。取り急ぎ通読したので、二畳庵主人著『漢文法基礎』、水村美苗著『日本語が亡びるとき』とともに身近に置いておくべき一冊として購入を決意した。

  • Prince of Scotch さん

    再読。あまり読め込めなかったが、コメントしたい。明治末年に文部省が学校教育では口語文を主にせよと指導した。文語文との断絶は戦後突如始まったものと思われがちだが実情は異なるらしい(12〜13ページ) あと、中島敦の章(124ページから)で自身は高校時代、非常に難解と思われた『山月記』が永く国語教科書に採用され続けている理由が判ったのは目からウロコだった。

  • 双海(ふたみ) さん

    久しぶりにいい本に出会った感じです。たしかに、口語で書かれた詩なんぞ読めやしませんね、と云ったら怒られるかしら・・・。

  • kochi さん

    山本夏彦翁は、「チョピンとはおれがことかとショパン言ひ」を斎藤緑雨の作とするが、ネットでは「ギヨエテとはおれのことかとゲーテ言い」だという見解もあり、まあ、あえて言う「リーバイ・ストラウスとレビィ=ストロースは綴りは同じだけど親戚ではないらしい」

  • みのくま さん

    再読。著者は文化の断絶を敗戦に見ず、明治年間の言文一致に見る。文語文ではできなかった巧みな文章表現が口語文ならできるとして、文語文の元である漢文の素養を切り捨てた。結果、今生きるぼく達はもう二度と文語文を操れなくなった。そして、この不能性は大正生まれの著者もまた同様だと言う。それほどまでに千年以上の歴史を持つ文語文が駆逐されるのは早かった。そしてそれは層になっていて、著者の世代とぼく達の世代の間でも続々と死語が増えている。ぼく達は、これらを取り戻す事はできず、何を失ったかを丁寧に掘り起こす他手立てはない。

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人物・団体紹介

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山本夏彦

大正4年東京生まれ。コラムニスト、作家。昭和14年『中央公論』に発表した翻訳「年を歴た鰐の話」が坂口安吾らの目にとまり、注目を浴びる。その後、出版社勤務を経て昭和30年、月刊インテリア専門誌『木工界』(36年『室内』と改題)を創刊し、以来編集に携わる。『週刊新潮』『文藝春秋』などにコラムを連載、世相

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