私の岩波物語 文春文庫

山本夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167352110
ISBN 10 : 4167352117
フォーマット
出版社
発行年月
1997年05月
日本
追加情報
:
16cm,403,10p

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読書メーターレビュー

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  • Ted さん

    '94年5月刊。△岩波書店・講談社・文藝春秋といった日本の主な出版社の歴史と出版業という業界、それに連なる印刷業・製本業・取次・広告代理店について薀蓄を傾けたエッセイ。整然とした構成ではなく癖のあるスタイルなので慣れるまで少々読みにくいが「本や雑誌は注文もないのに勝手に作るものである」とか「机と電話と悪智恵さえあればできる出版や広告代理店は虚業以外の何ものでもないので昔は賤業だった」とか「どんな商売にもイカサマな部分があるが、殊にマスコミのごときは今も昔もイカサマである」など、目から鱗が落ちる箇所多数。

  • garyou さん

    「完本 文語文」とあわせて読むと、「ああ、なんでヲレは過去の人々と切り離されてしまつたんだらう」と悲しく悔しくてならない。「岩波用語」のわかりづらさはこれだつたのか、と、膝を打つばかり。「商売のすべてに賎しいところがある」「編集者が賎しいのではない人間そのものが賎しいのだ」。そして、それでいいのだらう。

  • めっかち さん

     山本夏彦さんが実体験を元に綴る出版の近現代史。岩波書店に限らず、講談社や筑摩書房、中央公論社、今では零落した実業之日本社や作品社、廃業した金尾文淵堂まで。電通の話や余り語られない印刷や製本の話も面白い。然し、博文館の『日本大家論集』ってファスト映画と殆どやってること変わらないよね(笑)。著作権ってなんなんでしょうね……。著作権なんて無くていいとは言わないが、最近は厳し過ぎない? 山本夏彦さんが言うように、人間の商売には卑しい所があるんだよね。出版なんて虚業といいつつ誇りを持ってる山本さんは立派に思った。

  • tkm66 さん

    しみじみ

  • 小僧武士 さん

    『電通の成功は敗戦直後旧満鉄や元陸海軍の人材をどしどし入社させ、その人脈を利用したことにある。いまだに各界名士の子ならどんな出来ない坊主でも入社させるそうである。その子につながる人脈を利用するためだから当人は無能でもいいのである。』

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人物・団体紹介

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山本夏彦

大正4年東京生まれ。コラムニスト、作家。昭和14年『中央公論』に発表した翻訳「年を歴た鰐の話」が坂口安吾らの目にとまり、注目を浴びる。その後、出版社勤務を経て昭和30年、月刊インテリア専門誌『木工界』(36年『室内』と改題)を創刊し、以来編集に携わる。『週刊新潮』『文藝春秋』などにコラムを連載、世相

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