最後のひと

山本夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167352080
ISBN 10 : 4167352087
フォーマット
出版社
発行年月
1994年08月
日本
追加情報
:
285p;16

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読書メーターレビュー

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  • 波 環 さん

    だいぶ前から持ってた本。幸田文の主に『流れる』を軸に『粋』について考察していく。『流れる』の概説書のようなもので、私自身それはとても好きな作品だが、この本とどちらを先にどういう経緯で読んだかもう忘れた。昭和と平成の隙間くらいの時期にかかれたが、あれから四半世紀。著書が悲しんだ消え去りつつある世界は、確かにきれいさっぱりなくなった。五千円の衣装で客の前に出る若いキャバ嬢に、寝床から音も立てずに起き上がる老妓の姿など想像もつかないだろうし何のつながりもない現代なのだ。

  • sasha さん

    玄人と素人の境がなくなり、着物がすたれて「粋」も喪われた。なるほどな。

  • 松 さん

    明治大正昭和の遊郭と花柳界の本。お鯉、萬龍、ぽんた、おつま。芸者と遊女の違いをこの本で知った。幸田文の流れる、近藤富枝の今は幻吉原のものがたり等を引いて山本の語りは進む。これらの本を読むと、有名人が行き来し華やかな文化が生まれた世界に目が向き、それ自体を肯定した自分がいた。しかしその裏で、そこに働く女性達の悲惨な境遇があったことを想像しないといけない。

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人物・団体紹介

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山本夏彦

大正4年東京生まれ。コラムニスト、作家。昭和14年『中央公論』に発表した翻訳「年を歴た鰐の話」が坂口安吾らの目にとまり、注目を浴びる。その後、出版社勤務を経て昭和30年、月刊インテリア専門誌『木工界』(36年『室内』と改題)を創刊し、以来編集に携わる。『週刊新潮』『文藝春秋』などにコラムを連載、世相

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