白球残映 文春文庫

赤瀬川隼

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167351083
ISBN 10 : 4167351080
フォーマット
出版社
発行年月
1998年05月
日本
追加情報
:
281p;16

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    第113回(平成7年度上半期)直木賞受賞作品。日本人にとって、「野球」には独特の思いがあり、 本書はその思いを小説にしてくれた良書である。 登場人物はひたむきであり、読んでいて情が入り込んでしまうのはなぜなのだろうか。63歳8か月での受賞で高齢受賞らしいが、 野球への想いのようなものは何歳になっても変わらないだろう。

  • hit4papa さん

    野球に関わりのある作品が収められた短編。打つ、投げる、とる、の躍動感から著者の野球に対する情熱をしっかりと受け取れます。感動とまでいきませんが、余韻には浸れるでしょう。収録作は、歳近い従姉に恋した少年「ほとほと……」、大学入学を諦めきれない銀行員「夜行列車」、実業団からプロとなった友への思い「陽炎球場」、企業の野球部コーチだった父の死「春の挽歌」、突然引退した名投手の謎「消えたエース」。「陽炎球場」は、野球選手の瀬戸際と、会社員としての転機を迎えた二人の男の黄昏時が描かれています。ラストは爽やかです。

  • Walhalla さん

    全5話の短編集でした。そのうち、野球に関する作品がいくつかありますが、実在する選手も何名か登場して懐かしい気分になりました。『オープン戦ではまだ細かい作戦はないし、プレーヤー一人ひとりののびのびした技が見られる』。 確かに、こういう見方も野球観戦の楽しみ方のひとつかも知れませんね。コロナ禍でしばらく球場に行けていませんが、 来シーズンは気軽に観戦できる世の中に戻ってくれたらいいなと思います。95年上半期の直木賞受賞作品ですね。

  • Book & Travel さん

    プロ野球開幕前に野球小説2冊目。95年直木賞受賞作。5編からなる短編集だが、プロ野球が題材の3編が良く、中でも『消えたエース』は特に心に響いた。30年前の絶頂期に突然球界を去った元投手と、球場で出会った元記者との心の交流が描かれる。筆者の野球への愛情がひしひしと伝わる作品で、野球に熱中していた自分の子供の頃の様々な記憶が胸に甦った。元国鉄マンの父の生前の野球への関わりが明らかになっていく『春の挽歌』もいい。3編ではいずれもオープン戦の良さが描かれ、観に行きたくなったが、来週には開幕。今年はもう無理かなあ。

  • JUN さん

    5作品の短編集。特に「消えたエース」はなかなか面白かった。絶頂で引退した投手と、たまたま遭遇した元新聞記者。この2人に信頼関係が生まれ、引退した理由が判明する。その理由とは・・・なかなか良いですね。

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人物・団体紹介

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赤瀬川隼

1931年(昭和6年)11月5日‐2015年(平成27年)1月26日、享年83。三重県出身。1995年『白球残映』で第113回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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