宮沢賢治殺人事件 文春文庫

吉田司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167341039
ISBN 10 : 4167341034
フォーマット
出版社
発行年月
2002年01月
日本
追加情報
:
317p;16

内容詳細

無名の宮沢賢治売り出しに関わった母を持つ著者が、聖者伝説を作りあげた吉本隆明から中沢新一までの賢治御用達の知識人や、情報を独占する宮沢家・出版業界の共謀を暴き、「賢治教」を信奉する現代日本の精神に挑んだ。衝撃の書『下下戦記』の著者による、デクノボーとしての賢治を再生させる、スキャンダラスな賢治論。

目次 : 第1章 誰が賢治を売り出したか?/ 第2章 ふしぎな階級/ 第3章 花巻ルネッサンス/ 第4章 賢治を殺した子守唄/ 第5章 天上のアイスクリーム/ 第6章 遊民のバーチャルランド/ 第7章 雨ニモマケテ風ニモマケテ…/ 第8章 聖者伝説の時代

【著者紹介】
吉田司 : 1945年、山形県生まれ。大学在学中に映画監督・小川紳介と小川プロを結成。『三里塚の夏』などを製作。1970年から水俣に住み、胎児性の水俣病患者らと「若衆宿」を組織する。87年にそれまでの水俣での体験をまとめた『下下戦記』を出版、翌年、大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ネギっ子gen さん

    【賢治の亡霊(=肥大化した虚像)を倒し、等身大の賢治の物語を取り戻そう】題名からキワモノ臭を感じ、諸般の事情も加え長く積読状態になっていたものだが、力作でした! @“遊民”性、“被差別”性、“宗教”性の3つの視点から、<“無名の賢治”の物語をテコに、いままでゴジラか大魔神のように肥大化し、国民的神話と化してしまった賢治の虚像=「エコロジーの元祖」であり、貧しい岩手農民の救済のために死んだという“聖者”伝説の解体を試みた>書。本書は賢治学の研究者全員からは無視されたが、柄谷行人氏と山折哲雄氏は評価した由。⇒

  • えも さん

    小説のような題名ですが、これは評論です。しかも、関係者へのインタビューなどにより、聖人、農民の味方といった賢治の虚像をひっぺがし、田舎の財閥の放蕩息子による高等遊民の「ミソギ」の思想、ファシズム的な日蓮崇拝、遺族による聖人イメージのプロデュースなど、闇の部分を露にしています▼賢治ファンは読んではいけない! なかなかなドロドロさで、ショッキングですよ。

  • おひゃべりのナオ@【花飛】ヤオイは三月の異名にあらず さん

    宮澤賢治が見事に殺されてる、伝説・神話の抹殺。賢治と羽田元総理に縁があったとは……。言われてみたら岩手も日蓮宗も軍人臭い。作者の御母堂が食作品集の選者であったことから、軽い分析にはなりえない。賢治信者はどうとらえるだろう?

  • しーふぉ さん

    殺人事件と題名にあるので、推理小説みたいですが、全く違います。聖者宮沢賢治をそんなもんじゃないとバッサリと切り捨てる内容です。宮沢賢治好きな人は読まない方がいい。文章も読み難いかな。

  • 睦五郎 さん

    こりゃ怒るわな・・・(^^;)誰がって宮沢賢治ファンの方々。しかも言葉のあいだに〜を多用していることでイライラ感倍増?けどこういう見方も一つの真実なのかもね。みんながみんな賢治さんと慕っているわけでもないだろうし。あなたが本物の賢治さんファンなら読まないことをオススメいたします。と書いとかないとこうやって手に取る人は絶対いるだろうから。※図書館で借りた本

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吉田司

1945年、山形県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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