佐野眞一(ノンフィクション作家)

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遠い「山びこ」 無着成恭と教え子たちの四十年 文春文庫

佐野眞一(ノンフィクション作家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167340025
ISBN 10 : 416734002X
フォーマット
出版社
発行年月
1996年05月
日本
追加情報
:
461p;16

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読書メーターレビュー

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  • fseigojp さん

    綴り方に特化した教育であるが、その弊害(理数系の基礎を教えなかった)は明瞭 経済的に高等教育が受けられない子供には、劇薬的

  • 荒野の狼 さん

    特筆すべきは、山びこの中の名作“母の死とその後”の著者である江口江一の生涯の記録。“母の死,,”の文部大臣賞授賞式で貧しさのために学友から学生服を借りざるを得ず、同時受賞した小学3年生より体格が劣っていたという中学3年生の時から、後には“母の死,,”から得た名声を厭い絶筆しつつも人間的に成長し、村のために自らの健康を犠牲にして生きる姿勢は、雨ニモマケズの宮澤賢治あるいは賢治の作品のグスコーブドリを思わせ感動的。その31歳の生涯を終えるまで、村の植林に命を捧げる姿は、山びこ学校の教育の結晶といえる。

  • ライス さん

    山びこ学校は確かにあの時代の生徒の当時の生活状況の中で、無着が苦悩しながらも情熱を傾け一人一人の成長に付き添う奇跡の教育だった。生徒に生活を認識させ活路を見出す為にひたすら作文を書くという授業では、農業以外の道を進む上では明らかに教育としては足りない。奇跡の教育を受けた生徒のその後を辿ることは、その教育が正しかったかどうかを証明するようなものであるが、教育は一時の授業に依るのではなく先生のその後の行動や評判によって、後の生徒の中に残す奇跡の教育の影響も、無着の評判と供に悪くなってった気もした。

  • マウンテンゴリラ さん

    種本である『山びこ学校』に感動し、そこに掲載された作文の作者である生徒たちのその後を知りたいという思いから本書を手にした。多少興味本位なところはあったが、『山びこ』後の生徒たちの人生に対して新たに深い感動と感慨を覚えた。山びこ学校の生徒たちということが彼らの社会的立場を有利にすることは殆どなかったようだが、それは、彼ら自身も決して望んでいたことではなく、生徒たちが変わらぬ貧しい生活の中でも自ら考えること、仲間と連携すること等の価値を身につけ、よりよい生活を築く上での糧を得たのだと確信することができた。

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