男の肖像 文春文庫

塩野七生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167337025
ISBN 10 : 4167337029
フォーマット
出版社
発行年月
1992年06月
日本
追加情報
:
16cm,206p

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    歴史上の著名な人物についての塩野さんの意見が語られていてかなり面白い批評だと思いました。14人の人物ですが日本人が4名います。また各人の彫像や肖像画などがカラーで納められているのもサービスです。やはり、コシモ・ドゥ・メディチやアグリッパの項になると塩野さんの筆の進みも違いますね。

  • HIRO1970 さん

    ⭐️⭐️⭐️塩野さんの作品は初めて手に取りましたが、かなりの確率で面白い事は何故か解っていました。30年程前の作品なのですが、何故著作が多数あり、読者が多いのかよく分かりました。実にハキハキした気風のいい言い切り型の文章で、多少補足すると舌鋒鋭い毒舌な自論展開をする方でした。この感じだとかなり敵をつくるのはお得意な印象です。複雑な分かりにくい歴史的な現象を素人にも分かり易く紐解かれるかなりの手練れとお見受けしました。男性以上に男らしい本音がバシバシ出てくるので、塩野さん中毒症状も止むなしだと思われました。

  • 井月 奎(いづき けい) さん

    塩野七生の筆の冴えはどうでしょう。ここにあげられた男、十四人は彼女の筆により血を与えられて、体温を保ち活力をみなぎらせて躍動します。自らが命を吹き込んだ男たちを、あるものは恋い焦がれる相手として、あるものは愛人候補(塩野の愛人、である)として、そして偉大な為政者として行動させます。その時には塩野もいろいろな女の面を見せるのですが、それが可愛らしく、またさっそうとしていて実にいい女なのです。そのいい女の塩野七生が書く男たち、いや、面白くないはずがありません。読めば快哉を抱くこと間違いなし。な本です。

  • ふろんた さん

    西洋史、イタリア史をずっと追い続けた塩野さんが取り上げた日本人は興味深い。特に織田信長はそこを評価するのかと驚き。時々、乙女チックになるのがなんとも。

  • Book & Travel さん

    塩野氏の小説は未読で、本作が初塩野作品。日本人4人を含む古今東西14人の歴史上の人物の著者評で、この中に北条時宗が入っているのに興味を感じて手に取った。時宗に対しては西洋目線で見た蒙古撃退の評価であったり、織田信長の比叡山焼き討ちや一向宗との戦いを評価していたりと視点が独特で面白い。自分は西洋史に詳しくないのだが、知らない人物の章でも著者独特のリーダー論・男性論として興味深い話が多かった。特にアグリッパやチャーチルといった、著者が魅力を感じていると思われる人物の章は引き込まれ、もう少し知りたいと思った。

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人物・団体紹介

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塩野七生

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の

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