柳生武芸帳 下 文春文庫

五味康祐

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167335144
ISBN 10 : 416733514X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年04月
日本
追加情報
:
16cm,692p

内容詳細

武芸帳に隠された秘密とは、どうやら、宮中に於ける某重大事件に係わるものらしい。事が公になれば柳生宗矩の破滅はむろんのこと、徳川幕府も無傷ではない。次々と仆れる柳生の高弟たち。大久保彦左衛門や松平伊豆守信綱も加わり、複雑怪奇の様相を帯びてくる。そして遂に宗矩と浮月斎の直接対決を迎える…。

【著者紹介】
五味康祐 : 大正10(1921)年大阪市に生れる。昭和28年「喪神」にて第28回芥川賞受賞。一世を風靡した大河長篇「柳生武芸帳」を始め、「柳生連也斎」「簿桜記」等多数の時代小説と共に、浪漫性と日本的優情とをその底流とする音楽評論「西方の音」「天の聲」もまた世評が高い。55年4月歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • GaGa さん

    柳生武芸帳を巡っての剣豪、忍者、武芸者入り混じってのバトルロワイヤル。しかも上下巻で1300ページを超えるというのに未完。これには正直参った。とにかく視点が変わりまくるので時代小説初心者には不向き。しかし、それは文豪の名作で時折きらりと光る剣戟は読み応えがある。

  • わたなべよしお さん

     まっこと読みにくい本だ。挿話、余談が多すぎて、全体のストーリー展開が阻害され、分かりにくいこと甚だしい。長い引用も多く、これをチャンバラ小説の最高傑作という人の気が知れん。ほとんど作者の趣味の世界でエンターテイメントとしては、失敗例だ。昔はこういう書き方も許容されていたんだろう。

  • ネコ虎 さん

    重厚な時代小説であり引きつけられるが、未完とは甚だ残念。下巻に至ってもまだ謎が提出され続けていて、どのように今後展開するか興味は尽きないのに、その先の結末の見当がつかない。恐らく、まだあと2冊分ぐらい書き継がれたのではないか。なぜ柳生の高弟が柳生宗矩によって殺されねばならないのか知りたい。柳生十兵衛は今では無敵に描かれるが、五味の十兵衛は以外に弱いし、宗矩も足首を切断されるなど今では考えられない描き方が面白い。本筋から外れたエピソードもまた面白い。

  • ぜっとん さん

    未完なのかよ! 連載小説らしすぎるぶん投げ方、風呂敷の畳む気の無さ。ラスト50ページぐらいで読者も諦める稀有な小説である。宗矩VS武蔵とか大変好きでした。全体通してのベストバトルは多三郎VS十兵衛か、宗矩VS浮月斎。この人の書く決闘シーンは短いのだけれど密度と圧力が凄い。溜めが長いのも人を選びそうだが好き。

  • パブロ さん

    あはは〜未完だったのね〜、ガックリ…。とは言いつつも、物語の中心ではなく、周辺が拡散&肥大していって、伏線、伏線、また伏線。しかもそれが回収されないままお預け状態って「そりゃないでしょ〜!」と大絶叫。でも、この物語の広がりっぷりはある種感動的。だって、主要人物なのかな〜と思っていた剣豪たちがあっけなくバッサバッサと死んでいったり、突然ただの脇役になったりするんだもん。んでもって最後の最後にきてさらに物語は、朝鮮使節へとスケールアップ。この上下巻、まだ物語の発端なんじゃないの。あぁ、完結してほしかった。

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人物・団体紹介

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五味康祐

1921年(大正10年)12月20日‐1980年(昭和55年)4月1日、享年58。大阪府出身。本名・五味欣一。1952年『喪神』で第28回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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