5000年前の男 文春文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167309770
ISBN 10 : 4167309777
フォーマット
出版社
発行年月
1998年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,375p

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読書メーターレビュー

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  • シュラフ さん

    おすすめの一冊。アルプス山中を舞台にした古代ミステリー。1991年にアルプス山中で凍結ミイラが発見された。調べてみると、なんと紀元前3300年頃に行き倒れた男性が死後そのまま氷河に閉じ込められたことが分かった。彼はどこから来て、どうしてアルプス山中で行き倒れになったのか、という謎解きが展開していく。そもそもいったい彼はどういう生活をしていたのか。彼が身につけていた衣服や持っていた物で、我々の祖先はすでにこの時には一定の文明を持っていたことが分かる。そして彼におこったのであろう悲劇に人間社会の厳しさを知る。

  • mazda さん

    1991年、ある夫婦がアルプスの山中で遺体を発見します。初めはそこそこ新しい遺体かと思われましたが、詳細な検査や持ち物などから、5000年前の遺体ということが分かり世間がにぎやかになります。細かく調べていく過程で、彼がどのような最後を送ったのか想像しているところに興味がわきました。ヤギや羊を飼って生計をたてていたところ、村全体が何者かに襲われて、彼は命からがら逃げ切った。その先がアルプスの山中だった、というものですが、正解はどこにもありません。そういうことだったのかも知れない、と想像するしかないですね。

  • James Hayashi さん

    ヨーロッパアルプスで見つかった5000年前のアイスマン、エッツィ。写真が凄い!肉は見えないが骸骨に皮が残り凍りついた唇がひしゃげている。入れ墨(お灸の跡)まで見てとれ、まるで人間版のビーフジャーキー。短剣や鞘、ウエストポーチ、弓、斧、発火器具、医薬品?衣類と靴。完璧に近い状態での発見。発見の様子とその後の類推が語られるが、かなり面白い。分析を進める上で人類学の見方を知ることができるが、放牧や花粉調査など当時の文化を少ない情報から統合していく様子は驚き。ロマンを感じた。

  • 林 一歩 さん

    純然たるノンフィクションですが、下手なミステリーより断然面白い。

  • 積読本消化中 さん

    5000年前っていうと、日本では日本、縄文時代中期〜後期で三内丸山遺跡とかの頃だそうです。って思うとすごいなぁ。この本の後も研究が続いていて、現在でかなり進んでいるようです。

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