ジョン・アーヴィング

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サイダーハウス・ルール 下 文春文庫

ジョン・アーヴィング

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167309657
ISBN 10 : 4167309653
フォーマット
出版社
発行年月
1996年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
526p;16

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読書メーターレビュー

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  • NAO さん

    望まぬ妊娠に苦しむ女たち、孤児たち、病人、怪我人と、多くの弱者が描かれている。一見暴力的で、ひどい内容のようにも見えるが、弱者たちを決して陰に潜ませたままにはしておかない彼の作品には、弱者への愛が溢れている。猥雑で、登場人物や出来事が象徴的な役割を持って描かれるアーヴィングの作品の中で、『サイダーハウス・ルール』は、かなりストレートに描かれた作品だと思う。違法行為と知りながら中絶手術を行う医師の話だが、不快感はない。何より、ホーマーがラーチ医師の本当の気持ちを最後にちゃんと理解できたのがよかった。

  • sakap1173 さん

     後半は主人公ホーマーと恋人キャンディと婚約者ウォーリー3人を中心に、もいわゆるラブストーリーではなく、スケールの大きいテーマのもとで、「15年」という年月とともにストーリーは展開する。 堕胎・孤児といったテーマではあるものの、読後感は想像していたよりも爽やか。 初めてアーヴィングを読んだが、何故評価されているのか少しは分かったかもしれません。  次は、「ホテルニューハンプシャー」にするか「ガープの世界」にするか。 さてどうしよう。

  • Small World さん

    読了しました。アーヴィングの本は、どれも長いんで、読み始めるまでに助走を必要としますが、読み終えると、自分にとって大切な本を増やしてくれる素敵な作家さんです。この作品では、人工中絶という重たい問題を扱っていますが、作品世界で生きる人々は傷つけ合うことがあっても皆優しくて、温かな気持ちにさせられました。

  • tom さん

    ずいぶん時間をかけて読了。中絶するということを背景にして、キャンディ、ホーマー、ウォリーのややこしい関係、エインジェルの面倒な立ち位置、ミスタ・ローズとローズ・ローズの父子関係、ミスタ・ローズの死にざまなどなど、これらがゴチャゴチャと絡み合う。アーヴィングだから書ける物語世界だとは思うのだけど、彼の書いたものを読み終えたときの気持ちよさ、納得感というものが少々希薄な読後感。アーヴィングにとって書きたかった中絶というテーマが混乱の元なのか。まだホテルも熊も読んでない。そろそろ読み始めようかと思い始めた。

  • ソングライン さん

    年老いるも非合法の堕胎手術を苦しむ女性のため続ける医師リーチ、「人の役に立つ人間になれ」とリーチから教えられたホーマーは堕胎のために訪れた若いカップル、ウォーリーとキャンディのリンゴ園で働くことになります。初めて抱くキャンディへの恋心、恋人のウォーリーは参戦したビルマで行方不明に。恋と運命に悩み大人になっていくホーマーが行き着いた先は。登場人物たちの優しさと善意と揺るがない信念、そして約束された結末に感動です。

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人物・団体紹介

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ジョン・アーヴィング

1942年、アメリカ、ニューハンプシャー州生まれ。プレップ・スクール時代からレスリングに熱中。ニューハンプシャー大学、ウィーン大学等に学ぶ。65年よりアイオワ大学創作科でカート・ヴォネガットに師事。68年『熊を放つ』でデビュー。映画化された『サイダーハウス・ルール』では自ら脚本を手がけ、アカデミー賞

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