我は苦難の道を行く 汪兆銘の真実 下 文春文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167298159
ISBN 10 : 4167298155
フォーマット
出版社
発行年月
2002年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,347p

内容詳細

日米開戦、大東亜会議への出席、時代の波に翻弄されながら、汪兆銘は志半ばにして、日本で病没する。日本敗戦で腹心たちは処刑され、汪兆銘の妻は十四年の幽閉ののち獄死。残された五人の子供たちは世界各地に離散する。彼らにとって、父とは、政治家・汪兆銘とは、そして戦後とは…。新証言をもとに歴史の空白を埋める。

目次 : 第10章 日米開戦前夜/ 第11章 毛沢東、汪兆銘との合作を求む/ 第12章 汪兆銘、死す/ 第13章 「私は父を評価しない、しかし」/ 第14章 獄死を選んだ汪兆銘夫人/ 第15章 汪兆銘亡きあとの二つの事件/ 第16章 遺書と恋にまつわる噂/ エピローグ 二十世紀の日本の汚点

【著者紹介】
上坂冬子 : 1930年、東京に生まれる。作家、評論家。昭和史・戦後史にまつわるノンフィクションが多い。1993年「硫黄島いまだ玉砕せず」で第41回菊池寛賞、第9回正論大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 金吾 さん

    汪兆銘及びじ後の子孫たちの対応を通じて東アジアの近代史における日本の対応を考えさせられます。 11章は面白く、13、14章は興味深いものでした。

  • 讃壽鐵朗 さん

    名古屋帝大病院で死去する様子が詳しい

  • うたまる さん

    「六十年、何事も成しえず/さして悲しむべきことも、驚くべきこともしていない/もし、もう一息この世にはべることができたならば/これからは希望に満ちて生きたいものだ」(汪兆銘、還暦の詩)……全ては近衛文麿の「爾後国民政府を対手とせず」から始まった。これでは日中間の紛争が収束しないため、敢えて蒋介石と袂を割って交渉相手を買って出たはずだった。結果、日本に軽視され、欧米に無視され、蒋介石に裏切られ、毛沢東に利用された。汪兆銘にも甘さはあったろうが、誉ある愛国者を今も皆で貶め続けている。靖国の英霊と同じで胸が痛い。

  • shinoper さん

    現在私たち日本人は、先が見えなくなっているとよく言われる。近代化とともに歴史をなおざりにし、そのして、近代の一部の歴史を抹殺してしまったからではないだろうか。この本を読んでいると、これまで眼に触れなかった真実がだんだんと明かされているように感じる。日本は、歴史認識の革新期を迎えていている。そして、現在われわれは次世代が未来を切り開く為に必要な歴史再認識の責任を負っていると私は、最近感じている。

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