大名廃絶録 文春文庫

南条範夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167282219
ISBN 10 : 4167282216
フォーマット
出版社
発行年月
2007年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,361p

内容詳細

武家にとって御家断絶以上の悲劇はあるだろうか。慶長5年の関ヶ原役以後、徳川幕府によって除封削封された大名家の数は240。理由は世嗣断絶、幕法違反、乱心などさまざまだが、幕府は狙ったら必ず何かを見つけ出した。本書は廃絶の憂目にあった大名家の中から福島正則、本多正純など12の悲史を描く名著。

目次 : 徳川幕府の大名廃絶策/ 里見安房守忠義/ 松平上総介忠輝/ 福島左衛門大夫正則/ 最上源五郎義俊/ 本多上野介正純/ 松平三河守忠直/ 加藤肥後守忠広/ 駿河大納言忠長/ 生駒壱岐守高俊/ 加藤式部少輔明成/ 堀田上野介正信/ 松平中将光長

【著者紹介】
南條範夫 : 明治41(1908)年、東京生れ。東京大学法学部を卒業後、さらに経済学部を卒業し助手となる。以後、満鉄勤務などを経て戦後には教壇に立ち昭和54年まで国学院大学経済学部教授。傍ら作家として活躍、31年、「燈台鬼」で第35回直木賞を受賞した。創作活動は時代小説、史伝から推理小説まで多岐にわたる。平成16年10月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 巨峰 さん

    江戸初期において、お家取り潰しとなった大名13家について書かれた。知っている話は少し退屈で、知らなかった話はなかなか興味深い。知識欲を満たすために読むならよいかと思う。しかし、今の世も世知辛いが、江戸の世も無事に世を渡るのはなかなか大変だったみたいですね。

  • 金吾 さん

    ○いろいろな廃絶大名が読めます。統治を忘れ、狂騒状態や欲に駆られた行動を読みますと上にたつひとの資質を考えて欲しいと思います。里見、最上、生駒が面白かったです。

  • タツ フカガワ さん

    本書によれば、徳川幕府時代、240もの大名家が除封削封されたという。廃絶の主な理由は世子断絶、幕法違反、お家騒動、藩主の行跡よろしからずなどに幕府の思惑が加わる。ここでは12家の大名(松平忠輝、福島正則、本多正純、駿河大納言忠長など)廃絶を収録。著者はさまざまな資料・古文書をもとに、巷間語られる俗説を検証しながら廃絶の真相に迫ります。欲と無知と我儘が引き起こした12話は、それぞれが一気読みの面白さでした。

  • SKH さん

    南條範夫による歴史考察。筆者の鋭利な論説に小説仕立ての説話を加え構成。潔い。199X。

  • Rieko Ito さん

    『シグルイ』の原作『駿河城御前試合』や『燈台鬼』の作者だが、それらに比べると残酷性はなく、淡々とした印象。

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南条範夫

明治41(1908)年、東京生れ。東京大学法学部を卒業後、さらに経済学部を卒業し助手となる。以後、満鉄勤務などを経て戦後は教壇に立ち昭和54年まで国学院大学経済学部教授。傍ら作家として活躍、31年、「灯台鬼」で第35回直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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