おなら考 文春文庫

佐藤清彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167276034
ISBN 10 : 4167276038
フォーマット
出版社
発行年月
1998年02月
日本
追加情報
:
266p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 田氏 さん

    神話にも至る古今東西の屁にまつわる奇談珍談を渉猟し編纂する曠古の大業を成したこの書物に、常人の三倍の屁をひり"黄色い彗星"の名を恣にする私がブックオフ108円コーナーにて会遇するなり屁眼より嘆息したのは必然であった。古来より人のみならず生きとし生けるものの躰内を吹き抜けてきたこの下風、その異称を転失気とし、時に憎まれ時に愛され、人の心を命運をも掌握してきた。我はここに宣言する。地上に遍満する屁ゲモニーから屁風黄濤の気概を以って人の子らを開放し、天下泰屁の世を築かんことを。なおこの文には屁ほどの意味もない。

  • adelita さん

    タイトル弛めですが、中身はかなりしっかりした本。著者は1930年生まれの元新聞社のノンフィクションライターなのでさもありなん、という感じ。何でその調査能力をこの分野に向けたのかしら、と思わないでもないですが、まあ結局好きなんですよね、こういう話。爆発事故とか、おならを取り上げた奇書の作者の追跡調査、おならにまつわる川柳、音楽におけるおならなどなどいろんな観点があって面白かったです。おならの見せ物で一儲けした人の話は、最近読んでる『日本猟奇史』にも出てきましたね。見てみたいようなそうでもないような。

  • TSUBASA さん

    古今東西おならに関する話を集め、おならを様々に解釈して行った本。狂歌や川柳をあまた引用しておなら一つにも様々な物語が潜んでいるものだと感心する。正直、引用があまりに多くて話が転々と変わるので結構読みづらかった。おなら「考」ならもっと考察が念入りになされても良かったような。しかしおなら話となるとどんな話でも下らなく見えるwガス抜き、もとい息抜きに読んでみるのも面白い。

  • mimm さん

    古今東西の膨大な文献をもとに、おならに関して綴った1冊。突き詰めていけば奥の深い…のだけど、読みながらなぜか幻の臭いと音がしてきたような。大正に発行された「屁」という本も、興味深い…かも。

  • あにこ さん

    クスッとくる話が多く、電車内でもついニヤけてしまう。しかし、まさか屁の話で笑うておるとは誰も思うまい。そこには不思議な背徳の快楽がある。言及されるのは日本の話がほとんどで、海外の屁談をもっと知りたければ他書をあたるしかないようだ。仙腰a尚の自画自賛、トートバッグにプリントしたい。

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佐藤清彦

昭和5(1930)年、宮城県生れ。早稲田大学文学部卒業。読売新聞社を経て、現在、ノンフィクションライター。著書に、「脱獄者たち」「贋金王」「ああ勲章」(青弓社)、「大冤罪―死刑後、犯人出づ」(イクォリティ)、「やぶにらみ・法律記事」「ねらいうち・法律記事」(日本評論社)、「奇談追跡―幕末・明治の破天

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