さい果て 文春文庫

津村節子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167265113
ISBN 10 : 4167265117
フォーマット
出版社
発行年月
1994年11月
日本
追加情報
:
16cm,251p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • shizuka さん

    津村さんの切ない物語。ご自身の体験を元にされているとか何とか。小説の中の無愛想で、自分勝手な男性が吉村氏なのかなーと思うとちょっぴり悲しい気持ちに。それほどまでに晴子の主人、志郎はいけすかない男なのだ。でも、だからこそ数々の読み応えある小説を書けたのかもしれない、名を残す人の日常や思考など、一般人には計り知れないものがあるのだろうなとも思う。そんな志郎(吉村氏)を支え、共に歩めるのもやはり晴子(節子さん)しかいないんだろうなとも思う。戦後の混沌とした時代を感じられる話。お産のシーン、産婆さんの活躍に拍手。

  • James Hayashi さん

    初読み作家の芥川賞受賞作を含む連作短編集。吉村昭氏の妻であり、私小説的な作風。悲観的な女性目線から、小説家を目指す夫と共に歩む春子の心情を描いているが、金銭的に恵まれない時代背景や、殺伐とした東北と北海道の地方を歩き回る情景、また愛想のない夫の態度など、いたたまれない感じも受けたが読み応えがある。お産の様子とカエルの解剖は、ちと読みづらかった。

  • ソーダポップ さん

    「ネムロ」私は、片側が空白になっているほの白い駅標の文字を口に出して読んでみた。1954年冬、作家は前年に結婚したばかりの夫(作家の吉村昭)と2人、不渡手形の代償として手に入れたメリヤス製品を換金するために、行商の旅に出た。たどり着いたのが「さい果て」の地、根室だ。小説はこの時の体験をもとに、なれない行商に疲れと不安を募らせる妻と、物見遊山気分の夫とすれ違いを微妙な女心とともに描いた暫くぶりに出会った良い短編集でした。

  • あつひめ さん

    見合い結婚と恋愛結婚の違いを思い浮かべながら、昔は相手を良く知らないまま所帯を持つ結婚がフツーだったんだよなぁ〜と時代の変化を感じた。でも、所帯を持ったからには・・・と夫に一生懸命尽くす妻。まだ新婚ともいえそうな年月で様々な苦労や体験をしていく。その中でも強い振りをしながら時には妻に甘えたり優しくする夫の姿が、あぁ〜これが夫婦なのかな・・・としんみりと・・・伝わってきた。わが身をついつい思い浮かべて苦笑してしまった。

  • リトルリバー@中四国読メの会参加中 さん

    芥川賞受賞作「玩具」を含む短編集。著者自身の経験をもとにした私小説に近い一連の作品を物語の時系列順に載せている。主人公の春子は自立心が弱く、なにをするのも夫に依存して振り回される、現代の目線から見ればいささか古いタイプの女性として描かれている。しかし、それを実感のこもった一人称で物語ってしまえるのがすごい。そして東北・北海道へと行商の旅に出た二人の様子は惨めながらも読んでいて楽しい。後半の二編は三人称で語られているのだけど、こちらはいかにも純文学といった感じで構成が巧い。色んな味が楽しめる短編集だった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

津村節子

1928年福井市生まれ。学習院短期大学国文科卒。1953年吉村昭と結婚。1964年「さい果て」新潮社同人雑誌賞受賞。1965年「玩具」芥川賞受賞。1990年『流星雨』女流文学賞受賞。1998年『智恵子飛ぶ』芸術選奨文部大臣賞受賞。2003年恩賜賞・日本芸術院賞受賞。2011年「異郷」川端康成文学賞、

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品