流星雨

津村節子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167265106
ISBN 10 : 4167265109
フォーマット
出版社
発行年月
1993年06月
日本
追加情報
:
381p;16

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さっと さん

    先日読んだ永岡慶之助『斗南藩子弟記』に続き、またも会津ものである。あちらが元会津藩士の目から描いた流浪の物語であるのに対し、こちらは女性の視点からのものである。会津戦争の最中、男手を失い、僻村に落ちのびていく祖母、母、娘たち。女ばかりの壮絶な逃避行の中で、「私たちはまだマシなほう」というのだから、会津戦争の凄惨さが知れる。まだ「日本国」となる前、それぞれが藩のことを「くに」と呼んでいたころ、この国は、同じ「日本人」同士でありながら戦争をした。その事実のみがひたすらに胸を打つ。

  • たかしくん。 さん

    女性の視点で描いた、幕末、会津、そして明治。何度となく目頭が熱くなる素晴らしい時代小説でした。

  • rinrinkimkim さん

    大河の山本八重子もちょっとだけ出てくる。第1章に書かれている鶴ヶ城総攻撃の様子がすごい迫力で顔をしかめてしまいました。その後会津藩士の娘「あき」の半生が書かれています。女性の作家さんの中でも重厚な文章だなと思ったらなんと吉村昭氏の奥様だったんですね!これは今年一番の収穫です。吉村氏は大好きでよく読んでいたのでしばらく奥様の作品続けたいと思います。紅梅希望

  • つきじ さん

    斗南の生活の厳しさを描いたものは、たくさんありますが、斗南までの道中が書かれているのは珍しいと思います。斗南の生活は厳しくても妹の逞しさ朗らかさで乗り越えていく。主人公への求婚相手が薩摩藩士で、苦悩する姿、最終章がとても印象に残る作品です。

  • OT さん

    適切な感想文ではないです。冒頭の会津戦争の章を読んでから、必ず戦争の混乱のなか、首をはね飛ばされる夢を見るんです。私は福島県出身なのですが、もしや他生でその場にいたのかな?って思うくらいうなされます。それだけ、戦争の真実に迫った、物凄いお仕事なのだと思います。きちんと読みたいのですが、どうしても怖いので皆さんの感想でその後を伺い知っています。

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人物・団体紹介

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津村節子

1928年福井市生まれ。学習院短期大学国文科卒。1953年吉村昭と結婚。1964年「さい果て」新潮社同人雑誌賞受賞。1965年「玩具」芥川賞受賞。1990年『流星雨』女流文学賞受賞。1998年『智恵子飛ぶ』芸術選奨文部大臣賞受賞。2003年恩賜賞・日本芸術院賞受賞。2011年「異郷」川端康成文学賞、

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