海鳴

津村節子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167265090
ISBN 10 : 4167265095
フォーマット
出版社
発行年月
1991年08月
日本
追加情報
:
222p;16X11

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    【遊廓部・課題】安永の時代、人減らしのために佐渡へ送られた青年と、同じく人減らしのために地元の水金遊廓に身売りさせられた少女が、絶望のどん底で出会う。そこにあるのは、恋愛感情なんていう甘ったるいものなんかじゃない。「おれは、おまえのことを思って、もう一年生きよう」魂を揺さぶられたね。日本はかように貧しかったのだ。

  • ソーダポップ さん

    徳川幕府の財政を支えた佐渡金山を舞台に、暗黒の地底で働く無宿人と貧困ゆえに売られた遊女との心中を描き繁栄の陰で辛酸を舐めた人々の生を代弁したかのような長編。湿った強風に着物ごとあおられ、逆さまになって空をきる間際まで。絶望の人生を、我が身で呼吸するように描いた作品でした。

  • モリータ さん

    佐渡金山の「道遊の割戸」の、道を挟んで反対側に本作の碑があったので、帰ってから読む。水上勉の「佐渡の埋れ火」が、佐渡奉行の淡々とした日記を軸に、百姓騒動や越後の瞽女といった複数のモチーフを絡めて坑夫と遊女の運命を交錯させているのに対し、本作はただただ悲惨というしかない無宿人の水替と遊女の心中話だった。単純といえば単純だが、「ブラタモリ」で楽しげに紹介されていた観光地から少し離れた山中にある「無宿人の墓」の寂しさを思い出すと、無数の男女が命をすり潰された、金山の町の暗い部分を思わずにはいられない。

  • ゆきこっち さん

    他の方のレビューで 「今現在自殺したくなるほど不幸な人であっても この本を読めば自分がいかにマシな状態であるか味わわされる。」 とおっしゃってましたが、本当にその通りでした。 せめて、せめて空腹を満たして欲しかった・・・

  • キムチ さん

    津村さんの小説は、ご主人同様「丹念に、事実を検証し、言葉を積み上げた」作品。佐渡金鉱を訪れてこみ上げるイメージを徐々に「当地の探訪」を繰り返すことによって膨らませている。この作品を読む前に、私は、石見銀山を訪れた際、まったく同様の感情を抱いた。ひっそりとした『荒れ果てた銀山』の山にある石。それは甚大な「掘り工」の墓石であり、遊女の墓もあるとか・・。銀山の規模から考えられないほどの寺の礎石の大きさと数。遊郭の跡地とそこへ連なる太鼓橋。運命に弄ばれて過酷な生をはんだうめきがこの文から伝わってきた。

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人物・団体紹介

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津村節子

1928年福井市生まれ。学習院短期大学国文科卒。1953年吉村昭と結婚。1964年「さい果て」新潮社同人雑誌賞受賞。1965年「玩具」芥川賞受賞。1990年『流星雨』女流文学賞受賞。1998年『智恵子飛ぶ』芸術選奨文部大臣賞受賞。2003年恩賜賞・日本芸術院賞受賞。2011年「異郷」川端康成文学賞、

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