金正日 隠された戦争 金日成の死と大量餓死の謎を解く 文春文庫

萩原遼著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167260071
ISBN 10 : 4167260077
フォーマット
出版社
発行年月
2006年11月
日本
追加情報
:
16cm,335p

内容詳細

1994年6月、カーター元米大統領が訪朝した。雪解け間近かと思われたその直後、金日成は死んだ。そしてはじまった特定地域の大量餓死事件。両者を結ぶつながりとは何か?90年代半ばの金正日の権力継承に隠された謎を明らかにすることで、彼の生き残りをかけた国家戦略が見えてくる。新証言書きおろし追加。

目次 : 第1章 全てはチャウシェスク処刑から始まった/ 第2章 核危機を演出する/ 第3章 金日成と金正日の路線対立/ 第4章 選別的食糧配給/ 第5章 “敵対階層”を餓死殲滅する/ 第6章 食糧は足りていた/ 終章 今、何をなすべきか/ 新章 あいつぐ新証言

【著者紹介】
萩原遼著 : 1937年高知県生まれ。67年大阪外国語大学朝鮮語科卒業。69〜88年、「赤旗」記者。72〜73年、平壌特派員。89年からフリーランスとなる。主著に、大宅ノンフィクション賞受賞作品となった『北朝鮮に消えた友と私の物語』(98年)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Pochi さん

    おもいっきり左の人(もと赤旗記者)が書いた金正日論。3つの仮説がとてもすごい。なるほど、と思ってしまう。小説にしたらすごく面白かっただろうな。

  • じむくろうち さん

    父親の金日成殺害、北朝鮮の大量餓死は金正日が仕掛けた2つの戦争という 著者の仮説を論証している。説得力があり筆者の執念が結実した大作だ。北朝鮮という国を理解するのに参考になる。小泉元首相の北朝鮮訪問の舞台裏もよく分かり、ここにも米国の承認なければ何も決められない日本外交の幼児性が顔をのぞかせている。北朝鮮というごろつき国家とどいういう風に向き合えばいいかに言及している点も示唆に富む。

  • Meistersinger さん

    同和や日米安保への脱線は著者の来歴を考えれば仕方がないか。推測にすぎないかもという点が多少あるが、北という国の性質上やむを得ない。テーマたる二つの推察はかなり真実ではなかろうか。余談となるが、小泉の国交正常化への姿勢は本音だったのか観測気球だったのか釣りだったのか・・・

  • 産廃屋 さん

    独裁者チャウシェスクの銃殺に衝撃を受けた金正日は、国内の潜在的反乱分子の抹殺に乗り出す。それが配給停止となって数多の餓死者を生んだ。また相当程度軍に依存した政体を作ろうと金日成と対立。ついに対米交渉での発電所問題のこじれで父親を殺害など、かなり大胆な推論を取材で補強。冗長だが読んで損はない。作者には総連に斬り込んで欲しい。

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萩原遼著

1937年、高知県生まれ。大阪外国語大学朝鮮語科卒(一期生)。69年から88年まで「赤旗」記者。72年から翌年にかけて平壌特派員。1989年からフリー記者。米国国立公文書館の北朝鮮文書160万ページを読破、『朝鮮戦争』(文春文庫)を著わし、開戦の発端を明らかにした。『北朝鮮に消えた友と私の物語』(文

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