戦国名臣列伝 文春文庫

宮城谷昌光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167259204
ISBN 10 : 4167259206
フォーマット
出版社
発行年月
2008年04月
日本
追加情報
:
16cm,369p

内容詳細

血気にはやる越王句践を終始助け、最後には呉を滅ぼしつつも、ついに越には帰らなかった范蠡、祖国を失い、燕の昭王のもとで秦・韓・魏・趙との連合を組織して大国の斉を破った楽毅、趙で人質だった異人を秦の荘襄王にまで育て、秦を繁栄させた呂不韋。合従連衡・権謀術数が渦巻く戦国の世で、自由な発想に命をかけた十六人。

【著者紹介】
宮城谷昌光 : 昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成18年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    中国の戦国時代の英雄群の中から 宮城谷昌光が 名臣として選んだ者たちの 列伝である。多くの英雄と多くの国が 絡み合う中国の戦国時代を著者は 上手に整理し 読者に伝えてくれるのが 素直に嬉しい..それにしても 中国の英雄は スケールが違う..そして断片的に日本人の 思想の基礎に なっている,ことを実感した本だった。

  • sakap1173 さん

    16人の物語。范蠡、呉起、孫臏、商鞅、蘇秦、魏冄、楽毅、田単、屈原、藺相如、廉頗、趙奢、白起、范雎、呂不韋、王翦。今まで宮城谷作品はかなり読み込んでいたので、すんなり読むことができた(初見だと難しいかも)。 個人的にはやはり藺相如、白起、呂不韋あたりの時代が楽しい。「奇貨居くべし」の世界観ですね。

  • 楽 さん

    05年単行本、22年電子。『諸葛亮』は当面は読まぬな。さて、春秋と比べて戦国の方は秦と秦に対抗した趙の人物が多い。戦国七雄と言いながら魏は呉起、斉は孫臏と田単、燕は楽毅、楚は屈原のみである。名臣列伝なので王位の骨肉の争いの場面は少ないが、讒言で更迭されたり殺されたりする臣下は多い。王の代替わりも危ない。それにしても、王の座は脆いが王の権威、権力はどこから来るのかと思うのだが、晋は臣下であった趙魏韓に分割され、斉は乗っ取りに遭い、周は秦の統一以前に滅んだ。周が滅んでから秦の統一まで三十年余あったんだった(続

  • つみれ さん

    一口に戦乱の世とは言っても、春秋時代はまだどこか牧歌的な肌触りがあったが、戦国時代になると利己的かつ即物的、奸詐にまみれた油断のならない空気感をまとってくるようだ。自然、登場人物たちもしたたかで一筋縄ではいかないクセモノだらけとなり、こんな時代がおもしろくないはずがない。斉の孫臏や燕の楽毅のエピソードがすばらしいのは言うに及ばず。趙の藺相如、廉頗、趙奢や、秦の魏冄、白起など、セットで魅力倍増な人物もいて、この時代のことをもっと知りたくなってくる。乱世に生まれた傑物たちの凄み、迫力を感じられる一冊。

  • Mzo さん

    戦国時代の名臣たちを描いた短編集。戦国七雄のそれぞれの興隆を支えた彼らの話を読むと、改めて宮城谷作品を読みたくなりますね。また『楽毅』を読み返そうかな。

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人物・団体紹介

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宮城谷昌光

1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て’91(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。’93年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、’01年、『子産』で吉川英治文学賞を、’04年、菊池寛賞を、’16

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