春秋名臣列伝 文春文庫

宮城谷昌光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167259198
ISBN 10 : 4167259192
フォーマット
出版社
発行年月
2008年03月
日本
追加情報
:
16cm,362p

内容詳細

兄弟を殺害して即位した君主を処刑するために、わが子をも欺いて死なせた衛の石〓(さく)、叛乱で父を亡くしながらも速やかに君主を救い、後に中国史上初の成文法を作った鄭の国僑(子産)、楚王に復〓(しゅう)するために呉に仕え、呉王を霸者にした伍員(伍子胥)など、移りゆく国勢と王室の動乱に揉まれながら、国をたすけた名臣二十人の軌跡。

目次 : 衛の石〓(さく)/ 鄭の祭足(祭仲)/ 斉の管夷吾(管仲)/ 晋の士〓(い)(子輿)/ 秦の百里奚(五〓(こ)大夫)/ 魯の臧孫達(臧哀伯)/ 魯の臧孫辰(臧文仲)/ 晋の狐偃(子犯)/ 晋の郤缺(郤成子)/ 楚の〓(い)艾猟(孫叔敖)〔ほか〕

【著者紹介】
宮城谷昌光 : 昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白のうち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成18年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    中国の春秋時代の中から 宮城谷昌光が 名臣を選んだ列伝。 戦国時代に比べて 馴染みのない名臣が 多いが、そのことが逆に あらためて 著者の中国古史に対する造詣の深さに 感嘆させられる..本書を読んでいると 中国の遥か昔を旅しているような気持ちに なれる、そんな列伝だった。

  • 楽 さん

    05年、単行本。三国志名臣列伝の後漢篇、魏篇に比べるとくどくて読みにくいのは史料が少ないためか。想像の翼を広げられる博識が羨ましい。『管仲』『重耳』『晏子』ほか長編や短編も多いのでそれらへの言及はわずか。『三国志外伝』に「太史慈については、なにも書けなかった」とあるが、本筋を書くとこぼれる個人がいる。さて、この時代の中国では姓と氏が別であったことを知る。日本も(意味が異なるが)平安時代には姓と氏の違いはなくなっていく。個別の話はコメントへ。そして次は俄然秦の人物が多くなる戦国名臣列伝へ。

  • Tomoichi さん

    名臣列伝の春秋編。毎回のことながら中国の歴史は騙し合い殺し合いで、伍子胥を除く名臣の方々は天寿を全うしたようですが子孫に関して言うと心細い限り。著者が単独の小説にしている子産や晏子・管仲、有名な孫子、その他の作品に登場する名臣たちを短編で描く。著者の作品に登場する孔子(儒教)はどうも生臭く好きになれません。宗教と言うよりもイデオロギーだからでしょうか?

  • サチオ さん

    以前に著者が小説に取り上げた事のある人物も含め、いずれも芯を持ち、筋を貫いた人物ばかり。彼らをいずこかで知り得た方が掘り下げて知るための入り口には適していると思います。そして是非、彼らを主人公にした小説を読んで欲しい!その中でも子産は私のNo.1です。

  • 中島直人 さん

    宮城谷昌光さんの武将列伝の古代中国版。抑えた筆致で、切れ味良く人物像を描いていく。ただ、個人的には一人一人の人物の成長を活き活きと描き尽くす長編作品の方が好きだな。

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宮城谷昌光

1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て’91(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。’93年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、’01年、『子産』で吉川英治文学賞を、’04年、菊池寛賞を、’16

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