海辺の小さな町 文春文庫

宮城谷昌光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167259136
ISBN 10 : 4167259133
フォーマット
出版社
発行年月
2002年10月
日本
追加情報
:
16cm,345p

内容詳細

親元から離れ、大学生活を海辺の町で始めることになった佐伯雄二。合格祝いとして父から贈られたカメラをきっかけに、新生活は写真を中心に回り始める。明るく柔らかな光と風の中で展開する友情と恋、そして両親の秘密―。新しい世界を得て成長する一人の青年の四年間を爽やかに描いた、長編青春物語。

【著者紹介】
宮城谷昌光 : 昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち、「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    かつて、カメラが趣味だっという宮城谷昌光の青春小説。歴史小説以外の分野でも、清らかな文章を書くという読後感を覚えた。

  • 翔亀 さん

    中国歴史小説の作家の珍しい現代青春小説。親元を離れ地方大学に進んだ男子学生が就職するまでの4年間は、実の親探しというドラマが含まれるが、恋愛/学業/趣味にそれなりに打ち込む平均的なみずみずしい大学生活だ。ただ一点、趣味が写真ということを除いては。著者は、作家を志していた一時期「5年間、寝ても醒めても、写真のことばかり考えていた」。カメラ誌を全て定期購入して月例コンテストに応募するという打ち込みだったという。「アサヒカメラ」に連載されただけあって、撮影術も本格的なカメラによる自己形成ロマンとして楽しめた。

  • なゆ さん

    東京から豊橋あたりの大学へ進学した雄二の4年間のお話。カメラのことも写真のこともよくわからないので、そういうものなのかと想像しながら読みました。アサヒカメラ掲載の小説と知り納得。宮城谷さんは現代小説でも文体は変わらず、目で見ているのか心で見ているのか、人物の表現の仕方も独特。淡々と流れて行く話ですが飽きず、穏やかに読めました。

  • フリル さん

    父親から大学入学祝にプレゼントされた一眼レフ。写真は撮るのも見るのも興味がなかった雄二が海辺の町で過ごした4年間、様々な人との出会いや写真を通して成長する姿と淡い恋もありで爽やかな青春小説でした。私が三脚を担いで一眼レフを首から下げて写真に夢中になってた頃、お気に入りの写真館で焼きあがるのを楽しみにしてた頃を思い出して懐かしかった。今はスマホで気楽に綺麗に撮れてしまうけど、フイルム、フィルター、レンズを選んで撮った写真はずっと宝物です。

  • 栗きんとん さん

    大学に入学して、豊橋の近くの町に住み、そこでの4年間を綴った青春小説。旅立つ前日に入学祝いに父親から渡された一眼レフ。カメラと共に学生生活を送る。アサヒカメラ連載の小説だったらしい。ポジ、マウント、ISO、露出...いっぱい写真用語が出てくる。よく見たら1994年からの連載。私が写真店を始めた年だった。私も写真を撮ることに夢中だったなあ。私にとってもあの頃は青春の一つ。主人公の知らない過去の親子関係の複雑さを絡ませながら、爽やかに進んでいく、4年間。今大学4年の息子とも被らせながら一気読み。

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人物・団体紹介

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宮城谷昌光

1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て’91(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。’93年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、’01年、『子産』で吉川英治文学賞を、’04年、菊池寛賞を、’16

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