長城のかげ 文春文庫

宮城谷昌光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167259099
ISBN 10 : 4167259095
フォーマット
出版社
発行年月
1999年04月
日本
追加情報
:
16cm,296p

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    項羽と劉邦の外伝のような短編集。特に劉邦を支えた功臣たちの描写が優しい。漢文をもう少し勉強すれば、原書で読めたのか?

  • KAZOO さん

    表題作以下5編の短編集が収められています。連作のような感じもします。項羽と劉邦に関係があるあまり有名ではない人物が主人公になっています。その人物たちによって項羽と劉邦のすがたが浮き彫りにされます。宮城谷さん本来の中国関連の短編集ですが、やはり読んでいて司馬さんを思い出しました。

  • ふじさん さん

    楚漢戦争を戦った項羽と劉邦の二人の英傑の姿を臣、友、儒者、子、敵の眼を通して描いた詩情豊かな短編連作集。それぞれの短編は独立して読めると同時に、相互に関連させ項羽と劉邦の生きた時代をみごとに描き出していく。出てくる人物は個性的で、二人の英傑にかけるそれぞれの思いが丁寧に描かれており面白かった。項羽と劉邦については、魅力ある人物だと改めて思い知った。司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を再度読み返してみようと思った。

  • 糜竺(びじく) さん

    古代中国の国の「漢」の初代皇帝の劉邦と関わった歴史上の脇役達の五人をそれぞれ主人公にした短編集です。直木賞作家の宮城谷昌光氏だけあって、味わい深い作品ばかりでした。個人的には、陸賈に一番感情移入できました。彼は儒者で、戦いでは一人の首級もあげられなかったのですが、劉邦が皇帝になり平和になった世では、良い政治が出来るよう手助けし、儒学嫌いの劉邦に「馬上で天下をお取りになっても、馬上で天下をお収めになれましょうか」と名言を放ちます。勝手ながら、まだ、陸賈が人間的に自分のタイプに近かったので引き込まれました。

  • 明智紫苑 さん

    再読。あたしゃ、宮城谷氏の作品世界の女性観や女性キャラクターたちが苦手なのだが、この楚漢戦争短編集は必要最低限の女性キャラクターしか出てこないので、安心して読めた。この中では劉邦の息子が主人公の話がオススメだが、いわゆるエディプスコンプレックス的な要素が塚本史氏の小説(あたしゃ、お二方を比較せざるにいられないのね)ほど変な臭みがなくて良い。宮城谷さんも塚本さんも、色々と極端なんだよね。今は亡き陳舜臣さんのバランス感覚は良かった。

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人物・団体紹介

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宮城谷昌光

1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て’91(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。’93年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、’01年、『子産』で吉川英治文学賞を、’04年、菊池寛賞を、’16

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