裏表忠臣蔵

小林信彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167256074
ISBN 10 : 416725607X
フォーマット
出版社
発行年月
1998年08月
日本
追加情報
:
221p;16

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • harass さん

    忠臣蔵の小説からこの本を思い出した。図書館にあり借りる。忠臣蔵の実際の史実と後の創作の部分を意識しながら、架空の人物を織り交ぜて、刃傷事件から討ち入りまでを描く小説。不条理極まりない運命を辿る吉良上野介への同情を感じさせる。章ごとに有名小説名のもじってあり、「ビッグシティ、ブライトライツ」というのがあり、途中二人称語りになったりするという、遊びがある。久しぶりに読んだこの作家の才気にニンマリした。この作家の他作品ででてくるテーマである、世論という怪物への反感をさり気なく描くのは実に洒脱。なかなか楽しめた。

  • 高橋 (犬塚)裕道 さん

    星4。数少ない資料を基に(やや吉良寄りのようにも思えるが)中立的に「原因不明の刃傷沙汰を様々なカンチガイ、人それぞれの思惑によって<赤穂事件>をと言う天下を揺るがす大事件へと発展させてゆくプロセスを(文庫版後書きより)」シニカルに描いた物語。吉良出身の私としては少々溜飲が下がる思いもある。あの忠臣蔵の馬鹿騒ぎ以来吉良の人は異様な差別・蔑視に曝されてきたのだ。

  • towerofthesun さん

    公と私、都市と田舎、本音と建前、裏と表。神格化された「仮名手本忠臣蔵」の世界を、凡庸な大石内蔵助と無邪気な吉良上野介、そしてあくせくするサムライたちの姿として、時に史実を引用し時にフィクションをおり混ぜ、再描写する試み。面白かった。

  • いぼいのしし さん

    はやく丸く納めようとした裁決が裏目にでてしまった感じで、浅野家も吉良家も気の毒だ。

  • ゆーいちろー さん

    今でこそ、歴史裏話として吉良上野介の領地での善政ぶりなどが紹介されることもあるが、依然としてわたしたちが知っている「赤穂事件」は「忠臣蔵」であり続けている。本書は、わかりうる歴史的事実を元に、おそらく真実より半歩ほどずれた世界を描いている。無論そこには小林節ともいうべき諧謔の風味が漂い、より虚構の物語と見えるが、やはり半歩しかずれていないのだろうと思える。本書を読んで一番恐ろしいのは、浅野内匠頭の「乱心」の背景がまったく不明なことである。何だか現代の理由なき犯罪にも通じるように思えてならない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

小林信彦

1932(昭和7)年、東京・旧日本橋区米沢町(現・中央区東日本橋2丁目)に和菓子屋の長男として生れる。幼少期より、多くの舞台や映画に触れて育った。早稲田大学文学部英文科卒業後、江戸川乱歩の勧めで「宝石」に短篇小説や翻訳小説の批評を寄稿(中原弓彦名義)、「ヒッチコックマガジン」創刊編集長を務めたのち、

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品