零戦燃ゆ 6 文春文庫

柳田邦男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167240141
ISBN 10 : 4167240149
フォーマット
出版社
発行年月
1993年08月
日本
追加情報
:
16cm,385p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • イプシロン さん

    零戦を中心軸に描かれた作品だけに、簡素な表現しかされていない部分があるのは、いささか残念である。戦艦大和の水上特攻など僅か3ページである。原爆ひとつとってみても、本気に知ろうとするなら数冊の書籍を読む必要があろうが、なにしろ零戦(とそれに関わった人びと)が中心軸なのだから、この辺りは致しかたないのだろう。しかし、その時その時に見合った語り伝えるべき題材の選択は見事であると言える。ともあれ、その時、名前をもった個人たちがそれぞれの人生をもがきながら生きていたという事実を風化させないことこそが、

  • イプシロン さん

    戦後、陸軍の山下奉文大将は敗戦の原因を訊かれて「Science」と答えたという。この一言こそ、当時の日本人の精神性を抉りだしたものは無いと思う。本著は零戦という工業製品を中心軸とし、設計思想や用兵などを追うことで、当時の日本人がいかに非科学的な思考の持ち主であり、それが敗戦の主原因であったかを明瞭にするものである。しかし、その精神性――全軍特攻にいたる精神性――の根源がどこにあったのかを紐解いていないのが残念であった。無論、当時の軍中央部の特攻の組織化や日常化といった動きなどは追ってはいるのだが。その点に

  • roatsu さん

    名機・零戦と日米戦争の渾身のドキュメント。本シリーズの何よりの価値は取材・執筆の当時に、元搭乗員の将兵の方々をはじめ当事者の多くが存命で、その貴重な記憶と証言を存分に取材できたことだと思う。零戦という象徴的な兵器の生涯だけでなく、日本人がかの総力戦において露呈した国家的・民族的な長所短所までスポットを当てた戦記文学の傑作。少し昔の本なので執筆当時の事実認識とこの数十年で新たに明らかになった史実との差異も多少あるが、そこが真相の把握が難しく、常に検証が絶えない生きた歴史を相手にする難しさ・奥深さだと思う。

  • むらきち さん

    とても面白かった。零戦が中心ですが、その時の戦況や他の機体との比較や体験者の証言など、とても幅広く書いており、零戦の解説としても太平洋戦争の概要を知るにもいいと思います。

  • hide さん

    二度と繰り返してはならない、語り継ぐべき記録。

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人物・団体紹介

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柳田邦男

1936年、栃木県生まれ。NHK記者を経てノンフィクション作家に。1972年『マッハの恐怖』で大宅壮一ノンフィクション賞、1995年『犠牲 わが息子・脳死の11日』などで菊池寛賞を受賞。2000年頃から絵本の深い可能性に注目して、全国各地で絵本の普及活動に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行され

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