冬の蝉 文春文庫 新装版

杉本苑子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167224301
ISBN 10 : 4167224305
フォーマット
出版社
発行年月
2006年01月
日本
追加情報
:
16cm,295p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • キムチ27 さん

    時代小説は鈍い光を持ちつつも、社会の流れを仄かに反映しているような気が。地味ながらも、キラリとした味わいの筆者作品群。久しぶりに読み返す。標題の意〜地中に眠る蝉・・幼虫ながらやがて羽搏く短い生の時間。事を荒立てたが為に起こる残酷な事実・・知らなきゃ、穏やかに行ったのに。短編が8編、あっという間に読み終える。江戸の社会、その時代に生きた人々の酷薄な、容赦ない、展開が。ちっぽけな茶屋を守る娘・・突如便所を借りに将軍が〜あれよあれよ☆救急たる暮らしの旗本、一人娘、突如の縁談が・・己の昇進もぶら下がっている★等々

  • Tomoko.H さん

    ものすごく久しぶり。『墓石を打つ女』そういえば不幸な結末の多い作者だったか…と思いながら読んでたら、これはそうでもないよね。捉え方によるけど頑張って長生きして生存中は望みを果たせたんだから、墓石打って復讐てのも空しいやら滑稽やらだし。『冬の蝉』うれしい話。作家のサービス精神を感じる。こんなのもあったんだ。他のも、時代のなか無力で運命に翻弄されつつも懸命に生きる人(凄惨な結末もあるけど)を描いた味わい深い短編集。

  • Kotaro Nagai さん

    江戸の町民、武士、商人が主人公の短編集。最初の「墓石を打つ女」は、出だしの雰囲気からは想像できない殺伐とした終わり方。表題作の「冬の蝉」がハッピーエンドで一番気に入りました。

  • スローリーダー さん

    8つの時代小説短編。話の設定が多彩で内容には曲があってさらりとは読ませない。女の情念が迫って来るものや男の信念の凄まじいものがギュッと詰まっている。人間の怖さが全面にあってヘビーと捉える人もいると思うが、性格の描き方とか堅固な物語構成の巧さによってのめり込むように読んでしまった。僕のスタミナ不足で著者の長編にはチャレンジ出来ないけど短編はもっと読んでみたい。

  • たーくん さん

    表題作は良かったが、全体的に暗い。救われないのが多い。

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人物・団体紹介

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杉本苑子

大正14(1925)年、東京に生まれる。昭和24年、文化学院文科を卒業。27年より吉川英治に師事する。38年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。53年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、61年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成14年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。29(2017)

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