玉川兄弟 江戸上水ものがたり

杉本苑子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167224202
ISBN 10 : 4167224208
フォーマット
出版社
発行年月
1994年12月
日本
追加情報
:
600p;16

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ポメ子 さん

    600ページの長編で、しかも土木歴史小説なので、専門用語など、難しくてなかなか進まないかなと思いましたが、とても読みやすく、どんどん読めました。玉川上水を完成させるまでのプロセスが、人間模様と、工事の大変さも絡まれて、また多摩地区の当時の様子も知ることが出来、とても勉強になりました。玉川上水取水口の羽村も歩いてみたいと思いました。

  • 竹香庵 さん

    久しぶりの杉本節。やはりいい。どっしりと読ませる。『散華』が最も好みだがこれもいい。西から東へ掘り進める苦労の物語かと想像していたが、ことはそう単純ではなく、西の取水口での顛末に紙面を費やしていた。それにしても、この粘り付くような言い回し・文章表現・心理描写はさすが杉本苑子と敬服させられた。素晴らしい。話しの終息も見事。国分寺や小金井での、現五日市街道沿いの桜並木辺りでの一悶着か何かを期待して、更に倍ほどの長さの小説なら、もっと長く杉本節に浸っておれたであろうのに。…にしてもこんな名著が絶版とは惜しい。

  • こかゆ さん

    羽村の銅像を見る目が変わります。

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人物・団体紹介

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杉本苑子

大正14(1925)年、東京に生まれる。昭和24年、文化学院文科を卒業。27年より吉川英治に師事する。38年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。53年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、61年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成14年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。29(2017)

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