隠々洞ききがき抄 天和のお七火事

杉本苑子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167224172
ISBN 10 : 4167224178
フォーマット
出版社
発行年月
1992年07月
日本
追加情報
:
312p;16X11

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読書メーターレビュー

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  • k5 さん

    初夏の時代小説フェアF。そして八百屋お七シリーズ。これまで読んだお七ものと違い、彼女の恋にはまったくフォーカスされず、彼女の身勝手な行動で引き裂かれたり障害を負った庶民を描くという斬新なものなんですが、あまり自分には合わなかったかも。とくに主人公の隠々洞は山伏なんですが、いわゆる「プロ市民」にしか見えないですし、情動の流れがそんなに腑に落ちない一作でした。

  • スローリーダー さん

    江戸時代に起きた天和の大火事。一言で語られる火事ではあるが、その裏には被災した庶民たちの因縁のドラマがある。作者は虚実取り混ぜた歴史上の人物を主人公にした連作短編集の形をとりながら庶民の苦渋の生きざまを掘り起こしている。彼等の醜いその行いでも作者の眼を通して見ると余りにも人間臭くて、憐憫の情を覚えたりもする。生きる時代が違うとは言え、同じ日本人としてもらい泣きさせられた。

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人物・団体紹介

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杉本苑子

大正14(1925)年、東京に生まれる。昭和24年、文化学院文科を卒業。27年より吉川英治に師事する。38年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。53年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、61年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成14年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。29(2017)

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