流星 お市の方 下 文春文庫

永井路子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167200442
ISBN 10 : 4167200449
フォーマット
出版社
発行年月
2005年03月
日本
追加情報
:
16cm,317p

内容詳細

お市の方の兄である織田信長と、五年の月日を共に過ごし、四人の子まで授かった夫の浅井長政が、互いに裏切りあい、憎悪をあらわに激突した。お市は信長の天下への野望に共感しながらも、この兄の滅亡を願わずにはおられない。生き抜くためには親子兄弟でさえ争わねばならなかった戦国の世を、懸命に生きようとした女性の悲劇。

【著者紹介】
永井路子 : 大正14(1925)年、東京に生れる。東京女子大学国語専攻部卒業。小学館勤務を経て文筆業に入る。昭和40年、「炎環」で第52回直木賞受賞。57年、「氷輪」で女流文学賞受賞。59年、第32回菊池寛賞受賞。63年、「雲と風と」で吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • レアル さん

    姉川の戦いからお市最期の時まで。常に戦国の武将の女として生きてきたお市。心のままに動き生きて行くのは庶民の女であって、誇り高い名流の女はそれをしないとお市は信じているし、この抑制は義務としての忍従ではなく、誇りをかけた抑制だとお市は大名家に生まれた娘の本能の様に持ち合わせていた。姉川の戦いで織田家に戻り、本能寺で信長が破れ、織田家を絶やさない為に、迫りくる秀吉と対抗する手段として勝家を選んだ。戦国の時代は女も女の戦い方があった。そんな女であるが故の戦い方を、この物語で見せて貰ったような気がする。

  • 鈴 さん

    下巻はお市の最期がわかっているだけに辛かった。お市は織田のために最後まで戦ったんだな。茶々が後に秀吉の子供を生むことに、お市はどんな気持ちで天国から見ていたのだろうと思った。

  • リリー さん

    戦国時代の女性の息をもつけない状況は、市の目を通して少しだけ理解できたと思う。そして兄信長ににて強い人だった。

  • 紅花 さん

    戦国時代、実家の外交官として、婚家の妻として、子供たちの母親として、厳しい現実に思慮を重ね、必死に生きていくお市の方の誇り高き姿にとても好感が持てた。女性の生き方を考えさせられる一冊だった。

  • ミツヒデ さん

    壮絶な、そして三姉妹も含めて数奇な生涯ですね。しかし、戦国の女性達は極めて主体的に生きていたと感じました。兄信長も我慢強く寛容な統治者だったという解釈も発見でした。光秀の謀反が残念です。

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人物・団体紹介

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永井路子

1925年東京生まれ。東京女子大学国文科卒業。64年『炎環』で直木賞、82年『氷輪』で女流文学賞、84年菊池寛賞、88年『雲と風と』ほかで吉川英治文学賞、2009年『岩倉具視』で毎日芸術賞を受賞。23年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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