噂の皇子

永井路子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167200244
ISBN 10 : 4167200244
フォーマット
出版社
発行年月
1991年09月
日本
追加情報
:
283p;16X11

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちゃいろ子 さん

    長編作では光があたっていなかった人々の物語。 読んでいて、おっ、この人は??もしや?と思いつつ読み進めて、最後にああ、やっぱり!と種明かしされたときの喜びといったら(笑) 今まで読んできた長編が素晴らしかっただけに、 描き切れなかった影の部分、影の人々をこうして短編として描かれていて、そこに浸れる幸せと言ったら。 まだまだ永井路子さんブームは続きます♪♪

  • エドワード さん

    みやびな平安時代といえども、権力闘争の激しさは変わらない。自分の孫を帝位に着けたくてならない藤原道長と、父・三条天皇の激突を横に涼しい顔をしている敦明親王。政治に興味のない皇族だっているよね。だらしなさ故に書いた多くの始末書が後世に残った藤原佐理を描く「離洛の人」。二つの顔を持つ男、源頼政と源義経を描く「双頭の鵺」「二人の義経」。手塚治虫のマンガのような「王朝無頼」。平将門(懐かしい!)にまつわる「風の僧」など、永井路子さんが描く、現代語を生き生きと話す王朝人が右往左往する平安時代はとびきり愉快だ。

  • えみりん☆ さん

    平安時代の雅な宮廷生活の裏では激しい権力闘争が繰り広げられている。三条帝と藤原道長の熾烈な闘いの中、奇妙な噂の渦中に巻き込まれる皇太子敦明。失態ばかりやらかす天下の名筆と呼ばれる藤原佐理。角度を変えて見ると様々な局面が見えてくるものだと思いながら読んでいました。

  • くっちゃ さん

    大河ドラマ的なものがすきなので、短編歴史的小説は自分の肌に合わなかった。ただ、二人の義経は面白かった。源義経が完全に漁夫の利ってる。同年代に本当に山下義経って人がいたことにも驚き。事実は小説よりも奇なり

  • perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺 さん

    再読。丁度今読んでいる『日本紀略』とその次に読む予定の『百錬抄』に当たる時期の短編集。 平安時代真っ盛りの頃から鎌倉時代初頭まで。歴史上の著名人や、その周囲で訳も分からないまま巻き込まれた人々の視点から書く。解説を読むと分かる通り、歴史の見方は一つではないと言うことが重要。何れも短いながら話が練られていて面白かった。 著名人所としては、藤原道長、和泉式部、藤原保昌、平将門、源頼政、源義経、藤原佐理。 初出が古いこともあり、現在では編集部で検閲されそうな内容があった。

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人物・団体紹介

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永井路子

1925年東京生まれ。東京女子大学国文科卒業。64年『炎環』で直木賞、82年『氷輪』で女流文学賞、84年菊池寛賞、88年『雲と風と』ほかで吉川英治文学賞、2009年『岩倉具視』で毎日芸術賞を受賞。23年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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