相模のもののふたち 中世史を歩く

永井路子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167200169
ISBN 10 : 4167200163
フォーマット
出版社
発行年月
1986年06月
日本
追加情報
:
254p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • さっと さん

    再読。新しい時代を切り開いた東国武士団の人物列伝は『つわものの賦』と重なるが、相模に焦点をあてて彼らと関わりの深い地域を訪ね歩いた紀行部分が本書の特色。三浦、佐原、和田、土肥、土屋、岡崎、曽我、二宮、大庭、懐島、波多野、河村、梶原、飯田、長尾、渋谷、海老名、愛甲。戦国時代に負けず劣らずの群雄割拠ぶりで、それぞれに古刹、伝承、地名などいまも指標となるものが残っているところが良い。大河ドラマの予習として読んだが、北条義時は「何ひとつ戦場でのエピソードは持ちあわせてないが、鎌倉時代きっての名政治家」とのこと。

  • きぃ さん

    【再読】約10年ぶりに再読。世間的には悪人で知られる梶原景時に対する筆者の考察、そして源範頼と富士の裾野での事件の関わりが興味深い。

  • さっと さん

    頼朝の旗揚げに従い、武家社会の時代を築き上げた「相模のもののふたち」。「鎌倉武士」とはあらぶる猛者たちかと思いきや、源平の間で父子・兄弟に分かれることで所領を守り、些細な土地問題から刃傷沙汰におよぶ農場主たる側面が何ともいえない親近感を呼ぶ。著者が丹念に調査して足を運んだ旧跡の数々も、立派に復元され観光地化された史跡とは一線を画していてよろしい。今ではもっと開発は進んでしまっているだろうけど、彼らの由緒ある地に石碑の一本でも立って、後世の道しるべになっていてほしい。

  • bunca さん

    中世の幕開けを築きあげた東国武士たち。 その中でも主に活躍した相模の国のもののふ達の本拠地を訪ねる紀行浪漫。 頼朝を補佐した北条氏や三浦氏らだけでなく、平氏に肩入れして敗者になり、あまり資料が残っていない波多野氏や松田氏なども詳しく書いてあるのが興味深いです。 この本片手に神奈川の地を歩き回りたい。

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永井路子

1925年東京生まれ。東京女子大学国文科卒業。64年『炎環』で直木賞、82年『氷輪』で女流文学賞、84年菊池寛賞、88年『雲と風と』ほかで吉川英治文学賞、2009年『岩倉具視』で毎日芸術賞を受賞。23年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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