子麻呂が奔る 文春文庫

黒岩重吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167182380
ISBN 10 : 4167182386
フォーマット
出版社
発行年月
2004年08月
日本
追加情報
:
16cm,339p

内容詳細

雪女のように謎めいたゆきずりの女との激しい恋。だが、その女の正体は!?獣婚を装った殺人事件の背景には?精力絶倫になる秘薬で死者が!…廏戸皇太子(聖徳太子)に命ぜられ、斑鳩の里の難事件を次々と解決していく官人・調首子麻呂の活躍を描く古代ロマン・ミステリエンタテイメントの傑作。

【著者紹介】
黒岩重吾 : 大正13(1924)年、大阪に生れる。同志社大学卒業後、さまざまな職業遍歴ののち、昭和35年「休日の断崖」で文壇に登場、「背徳のメス」で第44回直木賞を受賞。55年「天の川の太陽」で第14回吉川英治文学賞を受賞。平成3年紫綬褒章受章。また「弓削道鏡」など一連の古代歴史ロマンにて、4年第40回菊池寛賞受賞。平成15年没。享年79(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • レアル さん

    『斑鳩宮始末記』続編。前巻同様、子麻呂が活躍するミステリ仕立て&古代の捕物帳もの。前巻は事件に重きを置いた物語だったが、この巻は子麻呂自身とその周りの者を取り巻く人たちや同じ事件簿でも人々に視点を重視した人間模様が読み処かな。フィクション仕立てで読み易さも手伝ってサクッと読んだが、舞台背景となる史実はホンモノ仕立てで良いお勉強になる。こちらも面白い。

  • 大阪魂 さん

    黒岩さん。歴史もんでミステリー!って紹介されてたから飛びついたら、斑鳩宮始末記ゆー本の続編やったんやねー(>_<)まあ短編集やったから、始末記はまた今度よも!とにかく聖徳太子のころの警察なんかの行政の制度とか、男女関係なんかの暮らしの様子とか、国際情勢とかがなんとなくわかって面白かった!にしても子麻呂さんモテ過ぎ笑

  • mahiro さん

    推古天皇の時代、後に聖徳太子と呼ばれる皇太子に仕え犯罪を取り締まる役人子麻呂が主人公の物語だが、斑鳩宮始末記という作品の続編なのを知らなかった。飛鳥時代の事件簿というのが面白かった、当時の人々の暮らしや役人達の駆け引き、遣隋使派遣とその失敗による皇太子の権威失墜の不安などもあり、四天王寺が建設中というのも作品にリアルを感じさせる。子麻呂は凄腕らしいがやたら女性関係の事件に巻き込まれている感はあるなあ・・

  • 無識者 さん

    飛鳥時代をあつかった刑事(?)ものの短編集。その時代のなかの様々な身分を取り扱い、生活感を盛り込むことで、親近感のわく作品になっている。昔の時代といえば貴族だけが人間だというのは古今東西あると思うが、何か教養と切り離すことで人間やめさせられますか?といったらやっぱり違うのだろう。用途が決まった人間にも、それなりのこころの動きがあるのだろう。

  • いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】 さん

    古代倭国捕物帳・調首子麻呂*厩戸皇子(聖徳太子)に仕える子麻呂は今日も事件を追って東奔西走。雪女のように謎めいた旅の女性の正体、獣婚を装った殺人事件、精力絶倫の秘薬として評判の毒茸…と、一筋縄にいかない怪事件ばかりが待ち受ける!?(紹介文・他より)――これは秀逸!ミステリそのものにご愛嬌はあるものの。古代史に明るい著者ならでは、飛鳥時代その当時の庶民の暮らしを、まるで見て来たかのように活き活きと描く。 ⇒続き

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人物・団体紹介

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黒岩重吾

1924(大正13)年、大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。在学中に学徒動員で満州に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。復員後、証券会社などに勤務しながら、「近代説話」の同人として小説を執筆。60年『背徳のメス』で直木賞、80年『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。91年紫綬褒章受章、92年菊池寛賞

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