ワカタケル大王 下 文春文庫

黒岩重吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167182373
ISBN 10 : 4167182378
フォーマット
出版社
発行年月
2003年12月
日本
追加情報
:
16cm,428p

内容詳細

百済王の弟昆支王の陰の協力を得て、ワカタケル王子(後の倭王・武)は腹心ムサノ青らの活躍によって、政敵市辺押羽王と御馬王子を斃し、眉輪王を使って兄の安康大王(倭王・興)を、更に立ちはだかる豪族葛城を滅ぼす。五世紀半ばの倭国に中央集権国家を築いた英雄ワカタケル大王の生涯を描く古代史ロマン小説。

【著者紹介】
黒岩重吾 : 大正13(1924)年、大阪に生れる。同志社大学卒業後、さまざまな職業遍歴ののち、昭和35年「休日の断崖」で文壇に登場、「背徳のメス」で第44回直木賞を受賞。55年「天の川の太陽」で第14回吉川英治文学賞を受賞。平成3年紫綬褒章受章。また「弓削道鏡」など一連の古代歴史ロマンにて、4年第40回菊池寛賞受賞。平成15年没。享年79(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】 さん

    *天皇小説・ワカタケル大王(雄略天皇)上下巻*時は西暦460年。倭国は大王允恭を喪い、王家の縁者たちによる血みどろの政権抗争の最中にあった…。この物語は、武力と戦略を以て国家平定を成し遂げたワカタケル大王の波瀾の生涯である!?(紹介文・他より)――さて…本書は戦乱の世を駆け抜けたワカタケル大王こと、雄略天皇(…と、言われている)の物語です。諸説は様々あり、乱世を平定した英雄的な天皇の説もあれば…、残虐無比な大悪天皇の説もある。もちろん真偽は定かでありません。 ⇒続き

  • kiiseegen さん

    葛城氏との決戦を経て大王へと上り詰める過程、百済を含む朝鮮半島と大陸との兼ね合い。5世紀の大和の国がいかなる状況にあったか良く把握出来た。この流れで次は6世紀の作品へ・・・。

  • rei さん

    下巻に入って物語はもう止まらない。賽はなげられ・・・いや、ワカタケルがなげつけたのだ。あとは勝つか負けるかそれだけ、という緊張感が絶え間なく走り続ける。気付くと一気に読みきっていた。それにしても。多くの者が「権力」を得ることを目的にしている中、ワカタケルは一貫して「こういう国家を作りたい」だからその為に「大王になる」という思考回路で動いている。この考え方ができるリーダーは今の世でも稀有なのではないだろうか。乱暴さや策謀で人を欺いたりなど清廉潔白な英雄ではないが時代が彼を必要としたのも肯けた。

  • ひろ さん

    決して人望があった大王ではない。が、この先必要と思うことを冷静に見極めて、猪突猛進する。非道なことも厭わない。ただ、先見の明があり、これが正解と思わせるから、人が着いてくる。日本の中央集権国家の基礎を作った第21代雄略天皇の物語。

  • 可兒 さん

    当時の東アジアの国際性も周りに教えられつつちゃんと見ながら、ワカタケルの国づくりという目標はぶれない。こういう人、今では誰がいるだろうか

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人物・団体紹介

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黒岩重吾

1924(大正13)年、大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。在学中に学徒動員で満州に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。復員後、証券会社などに勤務しながら、「近代説話」の同人として小説を執筆。60年『背徳のメス』で直木賞、80年『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。91年紫綬褒章受章、92年菊池寛賞

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