弓削道鏡 上 文春文庫

黒岩重吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167182304
ISBN 10 : 4167182300
フォーマット
出版社
発行年月
1995年06月
日本
追加情報
:
429p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • レアル さん

    この小説に限らず、道鏡物語と言えば必ず登場するのが孝謙天皇。この天皇と道鏡をどのような関係性で進めるのかがまずの読み処なのだが、この巻は道鏡が仏門に入り出世を目指して修行をし、ようやく看病禅師として孝謙天皇と接する事が出来た辺りまで描かれている。そしてやはり定番の色気づいた関係で進むのかな。道鏡物語が主だが、この時代に活躍する義淵を師とする行基や玄ム、良弁などの活躍が読めたのも道鏡物語ならではのもの。私の思い描く道鏡とは少しイメージが違うものの読んでいてその物語が面白い。下巻へ。

  • 大阪魂 さん

    道鏡って悪人やっておもてたんやけどなあー黒岩さんにかかったらむっちゃえらいやつになってる!でも日本史やっててもよーわからんかった奈良時代のこと、ほんまわかりやすく読ませてもらってるわー吉備真備とか玄ムとか行基とか仲麻呂とか、用語集で見ただけの人らがむちゃ個性的で生き生き!孝謙上皇と道鏡の糸ー下巻が楽しみやわー

  • くっちゃ さん

    きらびやかな貴族達の生活に憧れを抱きつつも、僧として適当な位についてそれなりの生活を送りつつ、こっそり女を抱きながら生きられればいいなどという、なんとも現実的な考え方の兄郎(道鏡)。そんな彼なのにどうやって日本の頂点に君臨出来たのか。出だしからかなり興味をひきつけられた。特に阿部内親王に出会ってからの一途な道鏡ったらもう。そしてこの阿部内親王または孝謙天皇が魅力的。天真爛漫で頭もいいけど我が儘で、決していい王とは言えないけれど、道鏡に甘えるところが可愛すぎる。今までの黒岩重吾の女キャラで一番好き

  • BIN さん

    上巻は弓削道鏡の幼少の頃から看病禅師として孝謙女帝の寵愛を得だしたところまで。潔白な法師には興味ないけどここまで煩悩ありきの法師だから人間味があって面白い。徐々に法師として力をつけ、若き頃に一目惚れした女帝と懇ろになるサクセスストーリー。どの師匠も個性的で良かった。風の陣を読んで結果を知っているだけに最後がどうなるか非常に気になる。

  • kiiseegen さん

    悪僧のイメージが意外にもすっかり取れてしまった。政争の時代、一旦勢いの消えた藤原氏の巻き返しで恵美押勝(仲麻呂)が実権を掌握。この政権を如何に切り崩していくのか...下巻が楽しみだ。

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人物・団体紹介

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黒岩重吾

1924(大正13)年、大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。在学中に学徒動員で満州に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。復員後、証券会社などに勤務しながら、「近代説話」の同人として小説を執筆。60年『背徳のメス』で直木賞、80年『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。91年紫綬褒章受章、92年菊池寛賞

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