かまくら三国志 下 文春文庫

平岩弓枝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167168469
ISBN 10 : 4167168464
フォーマット
出版社
発行年月
1990年02月
日本
追加情報
:
16cm,286p

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読書メーターレビュー

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  • Kotaro Nagai さん

    下巻は頼家の将軍宣下から修善寺幽閉、実朝の3代将軍までを中心に描かれる。ここでは北条一族、特に義時は陰謀をめぐらす血も涙もない人物として描かれている。主人公の頼朝の遺児・智太郎は頼家を救おうと鎌倉に入り奔走する。伝奇物として面白く読める。本作品は昭和45年の執筆ということで、著者としては初期の作品と思う。そのせいか後年の練達した文章に比べると、文章に深みに欠ける箇所が多々散見される。講談調で紋切り型の言い回しや描写に品格に欠ける印象。後年の「獅子の座」「妖怪」などと比べるとちょっと及ばないのがやや残念。

  • 東森久利斗 さん

    歴史という名の"物語"の面白さと可能性。もう一つの「鎌倉殿の13人」。闇の奥底に封印された史実、勝者による過度な加筆修正、実在が疑わしい人物、作家の創作、玉石混交な真実と虚偽、学問として刷り込まれ、定説として誤認され、史跡としてそれらしい痕跡を今に残し伝説、伝承として語り継がれる、歴史の1ページ。マルチユニバースなもう一つの歴史、可能性としてのもう一つの視点。女と男の妖艶な世界、もののふの世界に生きる女たちの命を懸けた闘い、女の業。大河ドラマなドラマチックな展開。

  • ナジィ さん

    北条義時がダークヒーローとして魅力的に描かれている。あとがきに少し描かれていた承久の乱編、ぜひ読みたい。平岩さん、結局書かれたのかな?

  • 水戸 さん

    人の思惑や願い、情や利権などが絡み合って……はてさて、誰が幸福になれたのやら? 哀しい幸福に終わった人もいれば、思惑に流されて、やるせないまま露となった人もいて……時代のうねりに呑まれた人たちの人生が絡んだ、一応の主人公はあるものの、誰も彼もがそうであるような物語でした。なんというか、清々しい読了ではなかったけれど、こういうものなんだろうなぁ、現実って。と、いう感じ。

  • えびえび さん

    智太郎が大宰府に堕ちる際の描写は必要だったのか疑問ですね。上下巻構成ですが、尻切れトンボなのは最終章が省略されてるからなんでしょうか。義時との決着くらいはキチンとやってほしかったと思います。

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人物・団体紹介

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平岩弓枝

昭和7(1932)年、代々木八幡宮の一人娘として生まれる。30年日本女子大国文科卒業後、小説家を志し戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸主宰の新鷹会へ入会。34年7月「鏨師」で第41回直木賞を受賞。平成3年「花影の花」で第25回吉川英治文学賞受賞。10年、第46回菊池寛賞を受賞。16年、文化功労者。19年

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