憤死

高木俊朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167151089
ISBN 10 : 4167151081
フォーマット
出版社
発行年月
1988年06月
日本
追加情報
:
366p;16X11

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読書メーターレビュー

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  • イプシロン さん

    本書を第4部とするインパールシリーズは、作戦の愚劣無謀さを追求し、責任の所在を明確にすること。戦後になっても作戦指導した者たちが自己保身から虚偽を述べていることを、世に知らしめるために書かれたものと受け取れる。だが、本作で感じた恐ろしさは、組織における意思決定のされかたが、「情」や「空気」によってなされたということである。良識派は豪傑派に押し切られ、また個人的な好き嫌い、あるいはまたウマが合うあわない、兵学校が同期であったからといったお友達観などの人間関係から重大な作戦の意思決定がなされるという……。

  • CTC さん

    文春文庫88年、単行本69年刊。インパール四部作の4は15師団=“祭”の苦闘を描く。本書は主に祭の参謀長だった岡田菊三郎少将の回想と山口正文師団長の日記に基づく(両者は決して蜜月ではないが、15軍=“林”への不信感は一致している)。例のごとく、本書は1・3と同様に(2の烈だけはよく纏まっている)細かな戦闘描写が続くので読みづらいのだが…それだけに通説の実態も見えてくる。例えば…山内中将といえば米国通な訳だが、従兵にパンを焼かせたり洋式便座を運ばせた、というような悪評も聞く。実態は侘しいものだったようだ。

  • Miho Haruke さん

    ビルマ方面軍第十五軍の中で、とにかく不運だった「祭」第十五師団の戦いがつづられる。死闘を繰り広げながら師団上層部に罵倒され解任され病に斃れた師団長山内中将の日記を、彼を補佐していた岡田参謀長が戦後読み、自身の記憶と異なる記述に目を向けるところから始まる本書は、岡田の目から、師団長としての山内が感情的になったり、図太さに欠けるきらいがあったことにも触れている。しかし、山内率いる「祭」が命令を実現できなかった原因は、師団上層部が罵倒するような、山内の臆病や怠惰ではない。絶望的な兵站、過酷な自(コメントへ続く)

  • きり さん

    あー・・・・読んでしまった・避けていたのに。

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高木俊朗

1908(明治41)〜98(平成10)年。東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。松竹蒲田撮影所に入社。戦時中、陸軍報道班員として、中国、マレーシア、インドネシア、タイ、仏印、ビルマなどに従軍。従軍記者の経験をもとに、インパール作戦の悲惨さを明らかにして、軍指導部の無謀さを告発することを決意。49年無

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