全滅

高木俊朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167151072
ISBN 10 : 4167151073
フォーマット
出版社
発行年月
1987年08月
日本
追加情報
:
318p;16X11

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読書メーターレビュー

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  • イプシロン さん

    インパール4部作の第3部にあたるのが本作。1部は小説文体による戦争“文学”。2部は抗命事件で対立した当時者、牟田口軍司令官と佐藤師団長が残した文書と回想録を軸にして、戦場に身をおいた将兵たちの証言を突きあわせて事実を炙りだそうとした証言“記録”。そしてこの第3部は、将兵たちの証言記録に基づいて、事実を坦々と綴るとしたらこうなるだろうという、戦場“再現”といえる。事実自体は一つであるが、それを浮かびあがらせる視点はいくつもあることを体現し、事実を検証するには多角性が必要であることを伝えんとしているのだろう。

  • CTC さん

    87年文春文庫、単行本は73年。『インパール』の“V”と副題されている。インパール盆地での戦車支隊(弓の戦車14連隊と15軍直轄扱いとなっていた祭のT/67i、U/154i)全滅が本書のテーマになっている。これらの部隊は、実は著者が『インパール』に記した弓の作間連隊が、ビシェンプール攻撃時に連携を待望した部隊である。連携したくとも師団命令は「支離滅裂」。彼らは彼らで苛烈な運命を義務付けられていた、という話。 インパール南道にはこの14TKRの戦車14輌が辿り着いた。M4戦車の前では無力だった訳だが。。

  • wei xian tiang さん

    上級司令部への報告を作文で取り繕うための材料となる為だけに、つまり師団付参謀数名の保身のためだけに、戦術上も全く無意味なことが明らかな自殺的前進や小部隊の斬り込みを命じられる将兵の哀れに涙を留め得ない。生死こそ掛からないものの、いわゆるお役所の事業に今尚牢固として、この種の愚劣なインチキ戦果作戦と同発想の作文のための無駄事業、言い訳事業とでもいうべきものが多いことが思い起こされる。

  • あしお さん

    学生時代に読んだ本の再読。当時は「旧日本軍」という別世界の話だと思っていた。しかし、その後バブルが弾けた直後に営業マンになった私が会社で直面した現実はこの本に描かれた戦場と同じだった。バブル期の「気合があれば売れる」という成功体験のままに管理職となり、不景気にモノが売れないのを「現場の営業が怠けている」と決めつけ、無茶なハッパをかけることしかできない管理職。まさにこの本にでてくる将校そのものだった。組織内の人間の心理をある程度理解できる歳になったせいか、若い頃より色々と気づくことも多かった。

  • ゆうや さん

    祭師団、全滅。作文により作られた虚構、形だけ取り繕われ翻弄された命。命までとは言わないけれど今も…

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人物・団体紹介

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高木俊朗

1908年、東京生まれ。ノンフィクション作家・映画監督。早稲田大学政治経済学部卒業後、松竹に入社。陸軍報道班員として中国大陸からマレーシア、インドネシアなどを巡り、大戦末期には鹿児島の知覧の基地で航空隊員たちと共に過ごす。戦後、自らの従軍体験をもとに鋭い視点で戦争の内実を描く作品を多数発表した。75

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