秘本三国志 1 文春文庫

陳舜臣

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167150068
ISBN 10 : 4167150069
フォーマット
出版社
発行年月
1982年07月
日本
追加情報
:
16cm,286p

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読書メーターレビュー

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  • カムイ さん

    三国志を誰の目から見るとガラッと変わる作品がこの[秘本三国志]五斗米道の陳潛の立場からみた三国志である。時代は後漢滅亡間近にあり覇権を競い合う中、弱い立場でありどのように身の安全を考えうるだけ考え時の権力者に柳のような身の振る舞いをチんなく発揮している。まだまだ序盤なので様々な手を尽くし儒教の生き残りを模索する陳潛、他の三国志作品は武将メインが多いが弱者からの目線は新鮮な読み物となる。吉川英治氏の劉備側からの三国志も面白いが一歩引いた角度の見方で三国志を捉えることは静謐な読み物となった。正史三国志を定本→

  • 金吾 さん

    ○子供の時読みましたが、それまで読んでいた三国志と見方がかなり違うのに驚いた記憶があります。それ以来ですが、白馬寺や五斗米道からの視点は面白いですし、曹操主体なのもいいです。

  • つみれ さん

    冒頭でいきなり五斗米道について語っているということ自体、この三国志が変化球であることを告げている。大抵、三国志の物語は、劉備か曹操のうちの片方を主役に据えるか、章によって語り手が次々と入れ替わる群像劇のようなスタイルをとるかのどちらかになる。五斗米道という新興宗教のなかに語り手を配するのはよほど珍しいと言わねばならない。英雄たちの行動の裏に新興宗教の生き残りをかけた策略の存在が仄めかされるなど、独特の解釈が目を引く。陳舜臣の考えや説明が「作者曰く。」という形でたびたび差し挟まれるのもまたおもしろい。

  • サワ さん

    お久しぶりの三国志。 吉川三国志を以前に読んだが、人物の描かれ方が吉川三国志のそれと随分変わっているのは面白い。内容や物語の骨子(黄巾の乱→董卓→長安遷都)を維持しつつも、翻訳者が変わった作品のように読み進めるのもまた一興。正史と演義をもっと深めたくなる一冊です。ありがとうございました。

  • 飛鳥栄司@がんサバイバー さん

    20年ぶりくらいの再読。「五斗米道」視点で進む三国志。正史ベースの三国志なので物語性は地味に進む感じ。この巻は長安遷都まで。

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人物・団体紹介

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陳舜臣

1924年‐2015年。神戸市生まれ。大阪外国語大学印度語部を卒業し、終戦まで同校西南亜細亜語研究所助手を務める。61年、『枯草の根』によって江戸川乱歩賞を受賞し、作家活動に入る。その後、93年、朝日賞、95年には日本芸術院賞を受賞する。主な著書に『青玉獅子香炉』(直木賞)、『玉嶺よふたたび』『孔雀

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