言葉と礼節 阿川弘之座談集 文春文庫

阿川弘之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167146108
ISBN 10 : 416714610X
フォーマット
出版社
発行年月
2012年03月
日本
追加情報
:
282p 15cm(A6)

内容詳細

悠揚たる姿勢で語られる箴言の数々。八人の知性と向きあい、歴史を、ことばを、鉄道を、文学を、そして国家を語り合った品格あふれる対談・座談をご堪能あれ。

目次 : 不思議に命永らえて(三浦朱門)/ 「たかが経済」といえる文化立国を(藤原正彦)/ 好きな日本語、嫌いな日本語(村上龍/ 阿川佐和子)/ 文士の魂(大久保房男)/ 昭和史の明と暗(半藤一利)/ 鉄道は国家なり(原武史)/ 日本の将来を想う(半藤一利/ 養老孟司)

【著者紹介】
阿川弘之 : 大正9年(1920)広島生まれ。昭和17年、東京帝国大学国文科を繰り上げ卒業、海軍に入り中国で終戦。戦後、志賀直哉に師事し小説を発表し始める。著作に『志賀直哉』(野間文芸賞)、『食味風々録』(読売文学賞)などがある。平成11年、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • なめこ さん

    言葉と礼節、それと昭和、戦争について。ただのおしゃべりと出版に値する座談とは何が違うのか、というのを常々考えているのだけど、まさにこれが「出版に値する座談」の見本。

  • hirayama46 さん

    阿川弘之による座談集。鼎談もあるので対談集ではないのですね。内容としては文学・鉄道及び戦争といった昭和期の振り返りといったものが主。戦中派の人々にとって昭和天皇というのは本当に特別な存在だったのだろうなあ、と感じ入ります。三浦朱門との健康トークはかわいらしくて良かったです。

  • 飼い猫の名はサチコ さん

    阿川氏の対談&鼎談集。編集者の大久保房男氏の「志賀さんの文章は簡潔で無駄がない。そういう文章は読者を緊張させ、豊富なイメージを呼び起こしますよね。安岡章太郎さんが、志賀さんの文章は短い語句にもイメージを生む強い力があって、説明的な語句でも血の通った描写になっていると言っている。」「やっぱり文学はまず文章ですよ」との発言が印象的。読まねば。大正9年生まれの阿川さんは、昭和10年くらいが豊かな時代だったと回想し、戦争を避けて国力の充実に努めようとしなかったことを惜しんでいた。対話で昭和の空気に触れられて良し。

  • 太刀河 抹茶 さん

    以前、読んだものの再読。半藤一利さんとの歴史対談や、原武史さんとの鉄道談義は秀逸。再読にあたって、以前は流していた、名物編集者である大久保房男さんとの対談は感ずるところがあった。編集者を「男芸者」と言っていたり、呼び出しと言ったり、やはり名編集者ほど黒子に徹するとご両人は言う。文壇の美風らしい。また純文学には、ムダを省いて削りに削って引き締まった文章で読者は引き摺られて読むとも。手垢が付いた常套句なんかも使わない、と。なるほど、と唸った点でもある。

  • かやは さん

    演習のついでに級友の家へふらりとやってくる大正天皇の逸話が印象に残りました。

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人物・団体紹介

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阿川弘之

1920年(大正9)広島市に生まれる。42年(昭和17)9月、東京帝国大学文学部国文科を繰り上げ卒業。兵科予備学生として海軍に入隊し、海軍大尉として中国の漢口にて終戦を迎えた。46年復員。小説家、評論家。主な作品に『春の城』(読売文学賞)、『山本五十六』(新潮社文学賞)、『井上成美』(日本文学大賞)

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